地球上には6000種類を超える鉱物がありますが、「宝石」と呼ばれるものはほんの100種類ほど。宝石ができることは、地球の起こした奇跡と言っても過言ではないでしょう。
今回は都道府県別にどのような宝石が発見されるのか、シリーズでご紹介します。
宝石の原石が生まれる鉱物
これらの条件を知ることで、宝石の成因やその大地の成り立ちに思いを馳せることが出来ますね。
ちなみに原石は研磨処理などされていないので、素人目での判断は困難です。
⚠️ 採掘の際にはルールを守りましょう ⚠️
宮城県で採れる石
宮城県栗原市にある「細倉マインパーク」は、平安時代より開発された1200年の歴史をもつ鉱山を利用したテーマパークです。
1987年(昭和62)に閉山していますが、最も繁栄したといわれる1960年頃には、鉱山周辺に1万人以上の人々が暮らしていました。現在では当時の働く様子を実物大の人形で再現されていたり、採掘現場で使用されていた道具も展示してあり当時の様子がリアルに表現されています。
細倉鉱山では方鉛鉱、閃亜鉛鉱、蛍石など、たくさんの金属資源を生産しており、鉱山内でも鉱石の展示があります。
これらの鉱物はカルサイト(方解石)、スファレライト(閃亜鉛鉱)、フローライト(蛍石)と、宝石図鑑をご覧の方なら見たことのある名でしょう。
残念ながらこの鉱山で宝石としての鉱石はありませんが、1200年の歴史を持つ鉱山ですから、ひょっとしたら宝石質の結晶もあったかもしれませんね。
味のあるゆるキャラと、リアルな人体模型の再現がちょっぴり怖いと噂の「細倉マインパーク」。興味のある方はぜひ!
鉱物展示のある博物館
東北大学総合学術博物館
仙台市科学館