地球上には4000種類を超える鉱物がありますが、「宝石」と呼ばれるものはほんの100種類ほど。宝石ができることは、地球の起こした奇跡と言っても過言ではないでしょう。

今回は都道府県別にどのような宝石が発見されるのか、シリーズでご紹介します。

宝石の原石が生まれる鉱物

これらの条件を知ることで、石の判断やその地層の成り立ちに思いを馳せることが出来ますね。

ちなみに原石は研磨処理などされていないので、素人目での判断は困難です。

⚠️ 採掘の際にはルールを守りましょう ⚠️

千葉県で採れる石

千葉県では2011年に新鉱物が発見されています。房総半島南部の凝灰質砂岩中の石英質脈から発見。千葉県からの新鉱物の発見は初めてであることから「千葉石」と名付けられました。千葉県立中央博物館/に常設展示されています。

千葉県は地質変化が乏しく鉱物的産地が少ないため、かつては「石無し県」と揶揄されたそうです。しかしそののち鋸南町や犬吠崎で霰石(アラゴナイト)などの産出がみられ、犬吠埼の霰石は見事な放射状のアラゴナイトが産出したそうです。

海岸でジャスパーやアゲートが見つかるようなので、三方を海で囲まれた千葉県は海岸の場所によって見つかる石にも違いがありそうですね!

インディアンアゲート
インディアンアゲート
採取地域鉱物の種類
銚子市長崎外川近辺の海岸アンバー(琥珀)
鴨川市江見洲貝川河口・海岸アゲート(瑪瑙)ジャスパー
鴨川市内上流釜沼加茂川周辺アゲート(瑪瑙)ジャスパーネフライト(カンラン岩)
鴨川市太海曽呂川沿い西方各マンガン鉱山ロードナイト
安房郡鋸南町保田海岸アラゴナイト(霰石)・カルセドニー(玉髄)

鉱物展示のある博物館

▶️ 千葉県立中央博物館