スイス発のハイジュエリーブランド
ピアジェとは、今から約140年前にスイスで誕生したハイジュエリーブランドです。
本来は時計の製造をメインに販売してきたブランドですが、時計製造の繊細な技術をジュエリーに活かし、今では世界の23カ国に店舗を構えるブランドとなっています。
次世代に繋がる技術と向上心
創業は1874年。スイスの標高1000mを超えるジュラ山脈のある小さな村「ラ・コート・オ・フェ」の地でピアジェの歴史は始まります。
創設者のジョルジュ=エドワール・ピアジェは、一族の農場内の建物に、わずか19歳で最初の工房を構え、妻に贈った自作の時計をきっかけに、高精度のムーブメントと部品の制作に没頭しました。
その後ピアジェは二代目である息子ティモテ・ピアジェや三代目の孫・ジェラルドとヴァランタン・ピアジェたちにより、商標登録や現在のピアジェの礎となるマニュファクチュール(自社一貫生産)の新設などの飛躍を遂げます。
1959年にはジュネーブで初の「サロン ピアジェ」を開催。そこでは厚さがわずか2mmの極薄ムーブメントなど洗練された時計に加え、時計製造で培われた技術を用いたゴージャスなジュエリーも展示されました。
ピアジェの魅力的で大胆なデザインは、ジャクリーン・ケネディやエリザベス・テイラー、ソフィア・ローレンなどのセレブリティを魅了していきました。
またピアジェは、1967年にサルバドール・ダリとのコラボ作品を制作の他、多くのアーティストとコラボし。
「常に必要以上に良いものをつくる」をポリシーにしていた創設者ジョルジュ=エドワール・ピアジェの向上心は、次世代にも受け継がれ、今日に至るまでピアジェを鼓舞し続けています。
ピアジェならではの遊び心
ピアジェは、1990年に時計のムーブメントから発想を飛ばしたジュエリー「ポセション コレクション」を発表しました。遊び心溢れるリングは、くるくると指で回転させることができます。回転するジュエリーは、リングだけでなくブレスレットやペンダントにも取り 入れられました。
ピアジェの創造性にとって、色彩も欠かせない要素です。1960年代前半には1ミリにも満たない薄さに研磨したマラカイトやマザーオブパールなどを腕時計の文字盤に使用し、華やかでエレガントな時計を創り出します。
時計にも使用されたカラーストーンはポセションにも使用され、マラカイトをはじめ、オニキス、ターコイズ、カーネリアン、ラピスラズリなどの使用によって、大人の優美な遊び心が表現されています。