宝石図鑑を見ていると石の産地に日本産が少ないと感じたことはありませんか?

図鑑は多く産出される地域を紹介していますが、実は日本でも宝石は採掘されていました。

日本は昔、金や銀をとる鉱山が多く存在していました。その中で宝石が採れ、流通することもありました。

現在、ほとんどの鉱山は閉山されていますが、採掘体験が出来る施設もありますので、今後ご紹介させていただきますね!

海岸や河原などでも運が良ければ見つかる事もありますが、採集には注意点が。

鉱物採集の注意点

  • 許可の必要な場所・私有地に、無許可で侵入しない
  • 乱獲しない
  • ゴミなど捨てない
  • むやみに自然を壊さず、掘った場所は元に戻す
  • 採集した鉱物を他の産地に捨てない(専門家の研究の妨げや誤解の元になるため)

今回は日本で採れる無機物宝石をご紹介します。

翡翠(ヒスイ・ジェダイト)

日本の国石。名前の由来は、翡翠と呼ばれる石がカワセミの美しい深緑色の羽に似ていたことから名付けられた。
翡翠は高貴な石として、古来より身分の高い者のみ、身につけることを許されていた。

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瑪瑙(めのう・アゲート)

石英に酸化鉄や不純物などが沈殿し、長い年月をかけて幾つもの層(縞模様)を形成した石。弥生時代の遺跡からメノウの勾玉が発見されるなど、古くから日本でも採掘されている。

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緑柱石(ベリル)

緑色はエメラルド、水色はアクアマリンと、色により名が変わる。

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サファイア

ダイヤモンドやルビーと並ぶ世界四大宝石の一つ。
日本では変成岩に含まれることが多く、アンダリュサイト、シリマナイト、フェルスパー(長石)などと一緒に見つかることが多い。

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トパーズ

昔は品質の高いトパーズが多く産出されていた。アメリカ自然史博物館には、過去に輸出された日本産ブルートパーズが所蔵されている。

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ロードクロサイト

かつて日本で高品質のものが採れた数少ない宝石。
流通名はインカローズ。

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クォーツ

江戸時代から上質なクォーツが採掘され、現在でも伝統産業として引き継がれている。
ハート型の結晶は「日本式双晶」と呼ばれていた。
無色透明のクォーツの他に、スモーキークォーツ、ローズクォーツ、アメシストなども産出される。

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