地球上には6000種類を超える鉱物がありますが、「宝石」と呼ばれるものはほんの100種類ほど。宝石ができることは、地球の起こした奇跡と言っても過言ではないでしょう。
今回は都道府県別にどのような宝石が発見されるのか、シリーズでご紹介します。
宝石の原石が生まれる鉱物
これらの条件を知ることで、宝石の成因やその大地の成り立ちに思いを馳せることが出来ますね。
ちなみに原石は研磨処理などされていないので、素人目での判断は困難です。
⚠️ 採掘の際にはルールを守りましょう ⚠️
奈良で採れる石
世界最古の木造建築・法隆寺に、聖武天皇が建てた東大寺など、歴史的建造物が残る奈良県。
吉野山や、みたらい渓谷など美しい自然に恵まれる土地には鉱物も多く確認されています。特にみたらい渓谷のある天川村はレインボーガーネットが産出され、世界的にも希少なこの鉱物に世界中のコレクターから注目されました。(現在は立ち入り禁止区域にされています)
レインボーガーネットは採掘が禁止されていますが、奈良県は小川を観察すると1mm程度のガーネット(ざくろ石)がよく採れるようです。
採掘されたガーネットは“金剛砂”とよばれ,研磨剤として利用されてきました。
ガーネットは奈良県の鉱物に指定されています。
香芝市二上山博物館は、「全国初 旧石器文化を紹介する石の博物館」となっています。
千数百万年前に大噴火をした火山「二上山」を語るには欠かせない岩石や鉱物「サヌカイト・凝灰岩・ザクロ石(金剛砂)」も詳しく紹介しています!