フォスフォフィライトの基本情報
名称 | フォスフォフィライト |
鉱物種 | フォスフォフィライト・燐葉石 |
硬度 | 3ー3.5 |
産地 | ボリビア・ドイツ・アメリカ・オーストラリア など |
フォスフォフィライトの特徴
フォスフォフィライトは鉄と亜鉛のリン酸塩鉱物です。ハッカ色と例えられるように、緑にほんの少し青が混じった色味をしています。光沢は、繊細なガラス光沢をしています。また、へき開面は真珠光沢になります。
名前の由来は、リンを意味する「phosphorus(フォスフォロス)」と、完全なへき開によって葉片状に割れやすいところから、ギリシャ語で葉を表す「phyllon(フュロン)」を合わせた言語からなります。和名でもリンを含み薄く割れる様子から「燐葉石(りんようせき)」となっています。
もともとが希産ですが、結晶が宝石質になることは更にまれです。
フォスフォフィライトの最高級品のほとんどは、ボリビアの鉱山で採掘されたものになりますが、ボリビアの鉱山はすでに閉山しており、現在流通しているものは過去に採掘されたものといわれています。
完全なへき開があるためにカットが非常に難しく、博物館やコレクターの観賞用コレクションとして愛されています。
ちなみに「フォスフォシデライト」と似た名前の鉱物がありますが、全く別の鉱物ですよ。
取り扱いは慎重に・・・
2012年12月~2024年4月まで「月間アフタヌーン」で連載されていた「宝石の国」(著・市川春子)によって、一躍有名になったフォスフォフィライトは、作中で「3半」と呼ばれ、役立たずの扱いをされていました。
かわいそうに思えますが、実際、フォスフォフィライトは硬度3-3.5と、コインで傷が付くほどの脆さ。更には酸にも弱いので、ジュエリーには不向きな石です。
ちなみにカルサイト・真珠・サンゴなどが硬度が近く、過去に真珠で有名なジュエリーブランド「TASAKI」が「宝石の国」のタイアップ企画として、真珠とフォスフォフィライトのジュエリーを発表したことも。
真珠も硬度が2.5-4.5と低く、酸にも弱いので、同様な扱いをすればジュエリーとして愛用できそうです。
フォスフォフィライトの石言葉
- 逆境
- 挑戦
- 希望
- 癒し
こんな人におすすめ!
- 困難と言われる夢でも掴み取りたい
- 新たな試みに挑戦したい
- 精神的にも成長したい
- 平穏と安らぎが欲しい
相性の良い石
フォスフォフィライト✕ハイアライトオパール…エネルギーの循環を円滑に
フォスフォフィライト✕ロッククリスタル…困難を克服
フォスフォフィライト✕パール…大切な人との安らぎ・愛情を育む
フォスフォフィライトの浄化方法
浴水 | 太陽光 | 月光 | セージ | 塩 | 水晶 | 音 |
---|---|---|---|---|---|---|
◎ | ✕ | ◎ | ◎ | ✕ | △ | ◎ |
浴水 | ◎ |
太陽光 | ✕ |
月光 | ◎ |
セージ | ◎ |
塩 | ✕ |
水晶 | △ |
音 | ◎ |