フローライト

フローライトの基本情報

名称	フローライト
鉱物種	フローライト/蛍石（ほたるいし）
硬度	4
産地	中国・メキシコ・モンゴル・南アフリカ・ベトナムなど

フローライトの特徴

語源はラテン語で「流れる」を意味する「Fluere（フルール）」から。鉄を溶かす素材として使われていたことが由来となっています。
また所説ありますが、和名の「蛍石」は、フローライトが加熱や摩擦によって発光したことを、古人が蛍の光にたとえた、という説が有力とされています。

フローライトは硬度4と、とても傷つきやすい石。更には4方向に割れやすい性質を持っているため、熱や振動を与えないようにゆっくり研磨をしなければならない、研磨師泣かせの鉱物です。
その一方では、光が分散されずにほぼそのまま通過するという特性が注目され、高純度無色透明の人工的な結晶が作られ、カメラの高級レンズとして使われています。

フローライトは火に入れたり、紫外線照射で光輝く性質があり、その光学反応を「フローレッセンス」と呼びます。
フローレッセンス効果は、フローライト以外の鉱物にも見られますが、その現象がこの鉱物で発見されたので、フローライトに因んだネーミングになりました。

2月13日の誕生日石です。

ポップな色はまるで琥珀糖

フローライトは紫・緑・黄色・青・赤などカラーバリエーションも豊富な鉱で、バイカラーのものや複数色がグラデーションで出ている石も美しく、人気の鉱物です。

鉱物には決まった方向に割れる性質があります。フローライトは四方向にピラミッドが2つ合わさった形（正八角形）に割れることから、その形を活かして売られることも多いです。また光が石の中で分散されにくいため、まるでお菓子の琥珀糖のよう。
その性質が「可愛らしい」と、鉱物ファンだけでなく女性にも人気があります。

フローライトは色によって指定の誕生日が変わります。

パーティーカラード　1/30
原石　3/1
ピンク　4/12
グリーン　6/20
ブルー　7/20
レインボー　9/11　7/14