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ワイルドホースの基本情報

名称	ワイルドホース
鉱物種	ワイルドホース
硬度	4-4.5
産地	アメリカ合衆国アリゾナ州・ネバダ州

ワイルドホースの特徴

ワイルドホースは90年代にアメリカアリゾナ州南部で発見された、褐色と白色が複雑に混ざり合った模様が特徴的な鉱石です。

名の由来は、この石が非常に希少で見つける事は「野生の馬を捕まえることほど困難」という事でこの名が付けられた、という説と、石の模様がネイティブアメリカンのネズ・パース族が育てていた「アパルーサ」という品種の馬の模様とよく似ていたことによります。

カラーは白をベースに、ベージュ・茶色・褐色のカラーが混ざりあっています。その配色バランスは同じ地域で採掘されるターコイズと良く似ています。そのためワイルドホースは「ホワイトターコイズ」と呼ばれることも。

また、ワイルドホースのなかでも白色部分が多いものは特に稀で、100万頭に１頭しか生まれないとされる幻の白いバッファローにちなんで「ホワイトバッファロー」ともよばれます。

空の石と大地の石

ワイルドホースは、ターコイズとともにネイティブアメリカンに愛された代表的な石であり、青いターコイズが「空の石」とよばれるのに対し、褐色のワイルドホースは「大地の石」とよばれていました。どちらも聖なる石とあがめられ、神聖視されていました。

石の模様は蜘蛛の巣のような網目状の模様(メイトリックス)があるものが価値があるとされています。

現在でもネイティブアメリカンのジュエリーに使用されるワイルドホースはターコイズより希少であり、ネックレスやバングルなどのシルバーアクセサリーはコレクターやバイカーに根強い人気があるので、すぐに品切れになるようです。ネイティブアメリカンのマットなシルバー細工に、雄大な大地を思わせるワイルドホースは特別な存在感があり、「魔除け・奇跡」などの石言葉がしっくりときます。

空のターコイズと大地のワイルドホース、セットでほしいですね！