それぞれの月には「誕生石」というものがあり、自分の生まれた月の石を身に着けると幸せが訪れるといわれています。
誕生石は旧約聖書などに記載されている12の石をルーツとしているほか、その地になじみある石が選ばれたりと、各国で少しずつ違いがあります。
今回は12月の誕生石を見てみましょう!
【12月】国によって違う誕生石
日本 | トルコ石 タンザナイト ジルコン ラピスラズリ |
アメリカ | トルコ石 タンザナイト ジルコン |
イギリス | トルコ石 |
フランス | トルコ石 |
1年の最後の月、12月!トルコ石は古くから聖なる石と言われているので、聖なる夜のクリスマスと掛けているのでしょうか?タンザナイトとラピスラズリも聖なる夜空の美しさを閉じ込めたような石ですね。そうなるとジルコンは夜空に浮かぶ星でしょうか?
トルコ石
名称 | ターコイズ・トルコ石 |
鉱物種 | ターコイズ・トルコ石 |
硬度 | 5-6 |
産地 | アメリカ・中国・メキシコ |
和名でトルコ石と言いますが、トルコでは産出されません。名前の由来は古代イラン(ペルシャ)よりトルコ経由で遠方の国々に運ばれた為とされています。
ターコイズは鮮やかな水色が特徴ですが含有物質に銅が多いと空色に、鉄が多いと緑に発色します。
古来より聖なる石と認識され、古代エジプト・インダス・チベットでは護符として、古代中南米文明では最高神を象徴する石として崇められました。ネイティブアメリカンの間では「精霊の宿る石」とされていました。
石言葉
成功・繁栄・健康・幸福・旅の安全
タンザナイト
名称 | タンザナイト |
鉱物種 | ゾイサイト・灰簾石(かいれんせき) |
硬度 | 6~7 |
産地 | タンザニア・ケニア |
アフリカ大陸のタンザニアの夜空を意味する「タンザナイト」。
タンザナイトの特徴の1つに、多色性が挙げられます。
(多色性……見る角度や光の種類により、色が変わって見える効果)
太陽の光の元では濃い青色に見えたのに、白熱灯の光の元で見ると紫色に見えたりします。
石言葉
誇り高き人物・希望・神秘・高貴・知性・冷静
ジルコン
名称 | ジルコン |
鉱物種 | 風信子石(ひやしんすせき) |
硬度 | 5 |
産地 | ミャンマー・スリランカ・タンザニア ほか |
地球上で最も古い鉱物といわれ、ダイヤモンドの代わりとしても人気があるジルコン。
ジルコンは12月の誕生石として知られ、世界各地で産出されます。名前の由来は、アラビア語の「Zarkun(赤)」からきているという説と、古代ペルシャ語の「Zar(金)」と「Gun(色)」の組み合わせからきた、という説があります。屈折率が非常に高いことから、無色のジルコンはダイヤモンドに似た煌めきがあります。
石言葉
生命力・行動力・成功・夢想・安らぎ・苦しみからの解放・永遠
ラピスラズリ
名称 | ラピスラズリ |
鉱物種 | ラズライト・青金石 |
硬度 | 5-5.5 |
産地 | アフガニスタン・チリ・ミャンマー など |
ラピスラズリは「ラズライト」を主成分とし、「ソーダライト」「アウイナイト」「パイライト」などの数種類の鉱物から構成されています。ラピスラズリの青色は、それらの含み具合によって違ってきます。
古代ローマの博物学者プリニウスが「星のきらめく天空の破片」と表現したように、その青はクリアな輝きを放つ美しさではなく、宇宙のような紫がかった深い瑠璃色が特徴です。
石言葉
聖業・危機を乗り切る・健康・愛和・成功