グァバクォーツ

グァバクォーツの基本情報

名称	グァバクォーツ(ピンククォーツ)
鉱物種	クォーツァイト・珪岩
硬度	７
産地	ブラジルほか

グァバクォーツの特徴

英名でグァバクォーツと呼ばれる石ですが、日本ではピンククォーツと呼ばれることが多いです。
名前に「クォーツ」と入っていますが、実は「クォーツァイト」の分類に入るので、正しくはピンククォーツァイト(グァバクォーツァイト)です。

グァバクォーツはマグマの活動によって発生したケイ酸を含む溶液が沈殿し、形成されたと考えられています。
クォーツ(石英)とギリシャ語で石の意味の｢ite｣を合わせた名前のクォーツァイトは、「単結晶」の石英が砕けて細かい粒子になったものが再度固まったもので、「多結晶」といいます。
（単結晶…アメシストやシトリンなどの透明度の高いクォーツ）
細かい粒子が集まった特性のため、透明度が低く淡いミルキーな色合いになります。
原石はざらりとした質感ですが、研磨によってクォーツのようなガラス光沢の質感になります。
けれど、日本では半透明の水晶でも石英と呼んでいるので、少しややこしいですが、ピンククォーツァイトをピンククォーツと記載しても間違いではありません。

南国フルーツのピンク色

グァバクォーツは2014〜2015年頃に流通し始めたばかりの比較的新しい天然石です。
南国の果実「グァバ」と色合いが似ていることから、「グァバクォーツ」と命名されました。
グァバクォーツは非常に可愛らしい薄ピンク～濃いピンク色で、黒い斑点があります。
よく似た石にローズクォーツが上げられますが、その違いは透明感。
ローズクォーツも半透明な石ですがグァバクォーツの方が更に透明感は少なく、例えるならば、イチゴの飴とイチゴミルクのような違いです。
グァバクォーツにはまだ誕生日の指定はないようです。