ピンクカルサイト

ピンクカルサイトの基本情報

名称	ピンクカルサイト
鉱物種	カルサイト・方解石
硬度	3
産地	メキシコ・ペルー・ブラジル　ほか

ピンクカルサイトの特徴

カルサイトの主成分となる「炭酸カルシウム」は自然界の中で、多く産出される鉱物のひとつで、床材に使われる「大理石」や鍾乳洞でつららのように垂れ下がっっている「鍾乳石」も同じ方解石から出来ています。
純粋な結晶はガラス光沢を持ち、透明または半透明です。

方解石とはカルサイトの和名で、衝撃を与えることで立体系に割れる石という意味ですが、実際には、カルサイトは立方体には割れず、ひし形に割れます。

ピンクカルサイトの和名は「マンガン方解石」「コバルト方解石」と二つあります。
これはカルサイトがピンク色に発色する成分が、マンガンとコバルトによるものなので、微量成分がどちらかで和名が変わります。

マンガンカルサイトの特徴としては、透明または半透明の淡いパステルピンクです。
発色にの原因はマンガンが含まれているため。ストライプ模様が入ることもあります。

愛と美の女神の石

ピンクカルサイトの別名に「アフロディーテの石」があります。
アフロディーテとはギリシャ神話の女神の名前で、女性らしさを司り、愛情や美しさをもたらすとされる愛と美と性の女神です。春の女神とも言われています。

上記にもありますが、ピンクカルサイトには2つの種類があります。1つは淡いピンク色のマンガノカルサイト、もう一つは濃いピンクに発色するコバルトカルサイトです。
マンガン・コバルト、どちらの場合でもアフロディーテの名で呼ばれます。
石言葉にも「恋愛」や「ロマンチックな夢」とあるように、ピンクカルサイトは恋する乙女の味方の石ですね！

ピンクカルサイトは7月9日の誕生日石です。