グレーオニキス

グレーオニキスの基本情報

名称	グレ－オニキス
鉱物種	クォーツ・石英
硬度	7
産地	インド・ブラジル・中国　ほか

グレーオニキスの特徴

オニキスといえば、みなさんは半透明で模様のない黒い石を想像すると思います。
ですが鉱物学でいうと、オニキスは半透明で黒地に白の縞模様のあるアゲート(縞瑪瑙)を指し、半透明で模様のない石はカルセドニー(玉髄)に分類されます。

カルセドニーとアゲートの主体は水晶と同じい酸化ケイ素のクォーツですが、水晶との違いは水晶のように目に見えるような大きさに成長していない、微細な結晶が密集して塊になったものです。
分かりやすく言えば、水晶が氷の塊だとすると、カルセドニーやアゲートはかき氷の状態です。ついでにいうとカルセドニーはイチゴやメロンのシロップのみなのに対し、アゲートは練乳や小豆が入って模様がついてるような状態です。

歴史の中でカルセドニーとアゲート(オニキス)はしばしば混同されていますが、今では鉱物名にこだわりなく、皆様が分かりやすい「オニキス」の呼び名で流通されています。
いい加減のように思えるかもしれませんが、流通名と鉱物名が異なる石は、案外多いです。
どんなネーミングでも、目の前の石の魅力は変わりません。

大人の魅力のくすみカラー

グレーオニキスは、グレーカルセドニー、グレーアゲートとも呼ばれる半透明の石です。
白に近いグレーだったり、黒みの強いグレーだったり、またグレーと白の縞模様のある石などもあり、グレーの中でもバリエーションは豊かです。
くすみカラーのグレーは肌を美しく見せる色でもあり、落ち着いた色合いは大人の魅力を引き立てます。
大粒のルースが手に入ったなら、ペンダントなどで身に着けるのも素敵ですね。

オニキスは8月の誕生石であり、7年目の結婚記念石でもあります。