ブルーオニキス

ブルーオニキスの基本情報

名称	ブルーオニキス
鉱物種	縞瑪瑙
硬度	7
産地	ブラジル・インド・ウルグアイ　ほか

ブルーオニキスの特徴

オニキスと効くと真っ黒の石を思い浮かべる方も多いと思いますが、オニキスはもともと縞模様の入ったアゲートのことをいいます。そのため、オニキスの中には白や赤・青・グレーなどの色味が存在します。

ブルーオニキスは、スカイブルーと白の縞模様のオニキスです。
ブルーオニキスは色を際立たせるために染色されていることがほとんどで、色が入りにくい白部分以外は、薄水色～濃い青などのバリエーション豊富な青色に染色されています。また、単色の青のみで模様がないブルーオニキスも存在しており、これは玉髄（カルセドニー）であると考えられます。

縞模様のないオニキスは同じ玉髄類であるカルセドニーの分類に入るのですが、歴史の中でカルセドニーとアゲートはしばしば混同されています。そして今では石の名にこだわりなく、皆様が分かりやすい呼び名で流通されています。

いい加減のように感じるかもしれませんが、他の石でも流通ネームと学術名が違う石は意外とあります。どちらにしても人間が決めただけの名前ですので、石の美しさは変わりません。

女神の爪

オニキスは、元々はギリシャ神話の美の女神・ヴィーナスの爪であったとされています。

ヴィーナスの息子エロスが弓矢でヴィーナスの爪を切っていたところ、間違えてヴィーナスの爪そのものを切り落としてしまったんだそう。
爪は人間の運命を司る女神たち（人間の生命を糸のように紡いでいくクローソー・糸の長さを決めるラキシス・糸を切る役目を負うアトロポズ）の女神3人によって石に変えられ、それがオニキスとなったといわれています。
ギリシャ神話の世界はユニークですね。

全体で8月の誕生月石でありブルーオニキスは10月9日の誕生日石です。