ネフライト

ネフライトの基本情報

名称	ネフライト(南玉)
鉱物種	ネフライト(透閃石)
硬度	5-6
産地	`インド・ロシア・中国・アメリカ・カナダ　など`

ネフライトの特徴

ネフライトはアクチノライト(緑閃石)とトレモライト(透閃石)を主体としたした鉱物です。鉄とマグネシウムを含み、鉄が多くなれば緑に発色し、マグネシウムが多ければクリーム色や白に発色します。

ネフライトはかつてヒスイに分類されていた石で、古い歴史を持っています。現代の日本ではヒスイといえばジェダイドを指すので、ネフライトをネットで検索すると、「ジェダイド・ジェイド」といったヒスイを表す言葉が出てきます。

現代の日本ではネフライトはヒスイではないとされていますが、国によって考え方が違うため、現代においてもネフライトをヒスイという国も少なくありません。

一つ言えるのはネフライトがジェイドより劣るなどということはなく、長いヒスイ文化の中でネフライトは人々を支えてきた石であるのは確かな事。
ネフライトにはネフライトの、ジェダイドにはジェダイドのそれぞれの良さがあり、愛されている石なのです。

入手困難な純白のネフライト

ネフライトの文化はジェダイトよりも古く、1万年も昔から、中国ですでに利用されていました。
ネフライト自体は世界中で採れますが、ネフライトの中でも今ではほとんどお目にかかれないものに、純白の肌をした「和田玉（ホータンギョク）」があります。
ウィグル自治区の「和田」という地域で採れる、特別美しいネフライトです。ここではより緻密で結晶の筋が見えないほど細やかな肌をしたものが採れるそう。
彼らはこの石を「潤っていてあたたかな感じがある」といいました。
トロッとして濡れたような純白のネフライトは、「真の玉」とされ、中国の王たちに世紀を越えて熱狂的に愛された石なのです。
ネフライトは5月24日と12月13日の誕生日石です。