血赤珊瑚の基本情報

名称血赤珊瑚・レッドコーラル
鉱物種(化学名)炭酸カルシウム
硬度3.5ー4
産地地中海やハワイ沖、日本や中国の近海

血赤珊瑚の特徴

「血赤珊瑚」と呼ばれる赤珊瑚の原木は、地中海やハワイ沖など暖かい地域で産出し、日本では高知県沖の海底、約300mに多く生息しています。しかし現在では採取量も減ったため希少性も高く、特に赤黒い色の血色珊瑚は最高級品として取り扱われています。

珊瑚は鉱物ではなくサンゴ虫と呼ばれる微小な腔腸動物の骨格が集まったものです。サンゴ虫がコロニーを作り、長い時間をかけて緻密で硬い骨格を作ったものが「珊瑚」と呼ばれます。
血赤珊瑚には裏面と表面があり、潮流が当たるサンゴの表面は、珊瑚虫が付いて穴の跡が多くなり、反対側は滑らかな美しい面になります。

お守りや護符として珍重され、紀元前から宝飾品としても使われてきたという歴史も。
日本では帯留めや簪(かんざし)として用いられてきたので、「祖母が持っている」という方もいらっしゃるでしょうね。

珊瑚の赤はメデューサの赤

赤珊瑚は古来より、船乗りが航海の安全を願うお守りとして用いていました。

加工前は艶のない赤色ですが、研磨加工をすると美しい光沢のある赤色が際立ちます。
ヨーロッパでは古くよりロザリオや宗教の装飾品として用いられてきました。

ギリシャ神話ではメデューサの伝説があります。メデューサは髪が蛇で、見たものを石に変えてしまう女の怪物。英雄ペルセウスは鏡の盾を使い、目を合わせずにメデューサの首を斬って撃退しました。ペルセウスが首を持って海を渡った時に、海に滴り落ちたメデューサの血が珊瑚になったとか。珊瑚が赤い色をしているのは、そのためだそうですよ。

珊瑚は3月の誕生石です。そして2月28日の誕生日石です。
結婚35周年の結婚記念日に贈る宝石とも言われています。

血赤珊瑚の石言葉

  • 魔除け 
  • 安産 
  • 金運アップ 
  • ポジティブ思考
  • 子宝

こんな人におすすめ!

  • 安産のお守りがほしい 
  • ネガティブなエネルギーをはねのける強力な魔除けがほしい
  • 恋愛を成就させたい
  • 子供を守るお守りがほしい

相性の良い石

レッドコーラル✕アクアマリン…仕事での目標達成

レッドコーラル✕ピスラズリ…健康維持・長寿のお守り

レッドコーラル✕シトリン…金運アップ・商売繫盛

血赤珊瑚の浄化・お手入れ方法

硬度が低く、熱や酸にも弱い性質があります。紫外線にも弱いため直射日光に長時間当てることは避けましょう。
アルコール消毒の液などにも注意もしておきたいところ。

浴水太陽光月光セージクリスタル
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