グリーンジルコン

グリーンジルコンの基本情報

名称	グリーンジルコン・風信子石
鉱物種	ジルコン・風信子石
硬度	7.5
産地	インドシナ・タイ・スリランカなど

グリーンジルコンの特徴

ジルコンは４４億年前にはすでに存在していた、地球最古の鉱物だとされています。

純度の高いものは無色透明で、屈折率と光の分散が高く、かつてはダイヤモンドの代用品にされていたほど美しく輝きます。十分美しい石なのに、代用品だなんて失礼な話ですね。
ちなみにダイヤモンドとジルコンの見分け方として、ダイヤモンドは光が宝石内に侵入した際、カット面の線が一本に見える（単屈折性）のに対し、ジルコンはダブリングといって線が二重に見えます（複屈折性）。

ジルコンという名前の由来は、アラビア語の「Zarkun（赤）」からきているという説と、古代ペルシャ語の「Zar（金）」と「Gun（色）」の組み合わせからきた説とがあります。ヨーロッパではヒヤシンス（風信子）と呼ばれることもあり、和名はここからきています。

微量成分によって様々なカラーバリエーションを見せてくれるジルコンですが、グリーンジルコンはその名の通り緑色になった石。

透明感のある緑色の輝きを持つグリーンジルコンは、苦しみを取り除く宝石として扱われています。
また色彩心理学の観点から見ても、グリーンは「安らぎ」「落ち着き」「平和」の意味を持ち、リラックス効果や疲労回復効果もあります。

過去のトラウマや精神的な苦痛を癒し、苦しみから解放してくれる効果は周囲の人々にも波及するため、自分だけでなく家族や大切な友人・恋人にも癒し効果を与えられるでしょう。

そのほか自己肯定感を高める効果や新しい出会いをサポートする効果も持っています。

グリーンジルコンは5月3日の誕生石とされています。