ブラックパールの基本情報

名称ブラックパール・黒真珠
鉱物種炭酸カルシウム
硬度2.5-4.5
産地タヒチ・フィジー共和国・日本 ほか

ブラックパールの特徴

ブラックパールはその名の通り黒のパール(黒真珠)を意味します。

パールはあこや貝や白蝶貝、黒蝶貝などが、貝の内部に入った異物(核)を外套膜(貝殻)と同じ成分で何層にも包むことで、艶の発色が出来上がります。

ブラックパールは、黒蝶貝やマベガイなどが創り出しますが、黒よりもグレーの方が圧倒的に多く、美しいブラックパールが表れることは稀です。

その為、ブラックパールは希少価値が高く、白のパールを黒く染めたものもブラックパールとして流通されています。

ブラックパールにも、表面に赤や緑、グレーなどの色味が混ざり合い、オーロラのように複雑に美しく輝きます。ブラックパールで最高級と呼ばれているのは孔雀の意味を持つ「ピーコック・パール」です。深い緑に赤味が差した色味が、クジャクの羽の色のように見えるからです。

タヒチと日本とブラックパール

タヒチには、戦いと豊穣の神・オロが、人々に黒蝶貝を与えたという伝説と、オロ神がボラボラ島に住んでいた美しい女性に永遠の愛のしるしとして贈った、という伝説はあるほど黒蝶貝が採れる国でした。

タヒチの黒蝶貝は、古くは神官や戦士の装飾品、近年では釣り針の素材やYシャツのボタンなどに使用されていました。

けれども1961年、沖縄県石垣島で室井忠六氏が世界初ブラックパールの養殖に成功したことで、タヒチの運命が大きく変わることに。

室井忠六氏は同年タヒチに渡り、養殖の技術を伝授します。タヒチの水質や気候がブラックパールに適していることで、今では黒真珠は「タヒチアンパール」と呼ばれ、ブラックパールの生産量の大半をタヒチが占めています。

室井忠六氏はタヒチ政府からも功績が称えられ、「黒真珠の父」と呼ばれ勲章も授与されています。

日本とタヒチは素敵なご縁があったんですね!

ブラックパールの石言葉

  • 健康
  • 長寿
  • 無垢
  • 実行力
  • 静かな力強さ

こんな人におすすめ!

  • 強い気持ちを持ちたい
  • 一歩を踏み出す勇気が欲しい
  • プラス思考に変えたい
  • お守りが欲しい

相性の良い石

ブラックパール✕コーラル…円滑な人芸関係を育む

ブラックパール✕スピネル…目標達成・願望成就

ブラックパール✕カーネリアン…挑戦する勇気を促す

ブラックパールの浄化・お手入れ方法

非常に繊細です。傷が付きやすく、水、酸、汗、高温、湿気に弱く傷も付きやすいので、使用後は柔らかな布で拭いてしまってください。

浴水太陽光月光セージクリスタル
浴水
太陽光
月光
セージ
クリスタル