ゴールデンカルサイト

ゴールデンカルサイトの基本情報

名称	ゴールデンカルサイト
鉱物種	カルサイト・方解石
硬度	3
産地	メキシコ・ペルー・ブラジル　ほか

ゴールデンカルサイトの特徴

カルサイトの主成分となる「炭酸カルシウム」は自然界の中で、多く産出される鉱物のひとつです。高級ホテルなどの床材に使われる「大理石」や鍾乳洞でつららのように垂れ下がっている「鍾乳石」も、同じ方解石から出来ているんですよ！

純粋な結晶はガラスのような光沢を持ち、透明、または半透明です。

和名である「方解石」は、カルサイトが菱形の結晶が集まって構成されているので、その名が付きました。もともとはアンハイドライト（硬石膏）が「方解石」と呼ばれていましたが、いつの間にかカルサイトが「方解石」と呼ばれるようになりました。歴史の中で鉱物の名がいつの間にか変わっていることは、割とあるんですよ。面白いですね。

マンガンやニッケルなどを含むことでさまざまなカラーが生まれるカルサイトですが、その中でも透き通るような黄金色のものをゴールデンカルサイトと呼びます。艶のある金色のカルサイトは別名「ハニーカルサイト」とも呼ばれています。

まるで金を閉じ込めたような見た目のゴールデンカルサイトですが、その発色の原因となっているのは微量に含まれた鉄にあります。

ゴールデンカルサイト以外にも、イエローカルサイトやオレンジカルサイトなどの黄色系のカルサイトは鉄の微量成分によって色がついています。