グリーントルマリン

グリーントルマリンの基本情報

名称	グリーントルマリン/ヴェルデライト
鉱物種	エルバイト・リチア電気石
硬度	7
産地	ブラジル・アメリカ・タンザニア　ほか

グリーントルマリンの特徴

トルマリンはホウ素を含んだ5分類13種類からなるケイ酸塩鉱物のグループです。
結晶は片方は尖り、片方は平面という両端が異なる形の「異極像」であり、圧力・熱・摩擦などで静電気を帯びる性質をもつため「電気石」または「エレクトリックストーン」の別名があります。
種類によって含有元素が異なるため、驚くほど多彩のカラーバリエーションがあります。

その中で深緑～薄緑の色を持つグリーントルマリンは、18世紀までエメラルドと混同されていました。16世紀初めにブラジルからヨーロッパに輸出されていた頃は、「ブラジリアンエメラルド」と呼ばれていました。

インクルージョンは本物の証

最近ではグリーントルマリンを「ヴェルデライト」と明記することもあります。
見る方向によって明るい緑色から青色に変化したりする多色性があるものはひときわ人気があります。鮮やかな緑色の発色原因は、大まかに言えば鉄、クロム、またはバナジウムによるものです。
トルマリンはインクルージョンが含まれていることも多いので、じっくり観察してみるのも楽しいですよ。ルーペなどを使用すると、肉眼で見えないインクルージョンを発見できるかも。模造品だった場合は、インクルージョンは含まれないので、インクルージョンが確認できるということは本物の証にもなります。

グリーントルマリンは1月8日の誕生日石です。