シトリンの基本情報

名称シトリン・黄水晶
鉱物種クォーツ・石英
硬度7
産地ブラジル、ロシア、マダガスカル ほか

シトリンの特徴

ギリシャのヘレニズム時代(紀元前323年 – 紀元前33年)にはすでに宝石として扱われていたシトリン。しかし、当時はトパーズとの区別がついていなかったため、シトリンではなくトパーズの名前で呼ばれていた記録が残っています。

本来は無色透明であった水晶に鉄イオンが含まれ、黄色く発色したものがシトリンです。2世紀頃のギリシャ・ローマでは指輪に加工されていましたが、天然のシトリンは希少なので、アメシストほど流通しなかったようです。

現在流通しているシトリンも、ほとんどがアメシストや水晶を放射線や熱で加工し黄色くしたもので、無処理のものはアメシストよりも珍しいものになります。

太陽の輝き

フランス語でレモンを表す「シトロン」が語源になったと言われているように、ジューシーな黄色が魅力のシトリン。
古くよりその輝きは「太陽の象徴」と呼ばれ、太陽のようにポジティブな存在感を持つ石とされてきました。

中世のスコットランドではキルトピンやブローチなどに加工され、1800年代のイギリス、1900年代初頭のフランスでもブームを迎えた歴史があります。
そして近代でも、シトリンは変わらない人気を誇っています。

フランスの高級宝飾ブランド「カルティエ」がインドのマハラジャに依頼されて制作したダイアモンドネックレスには、中央部にあしらわれた大きなシトリンがダイアモンドよりも一層の存在感を放っています。
マハラジャのようなゴージャスなジュエリーはちょっと手が届きませんが、太陽のように輝くシトリンでブローチを作ったら、元気な気持ちでお出かけしたくなりそうですね。

11月の誕生石であり、8月1日の誕生日石です。

シトリンの石言葉

  • 友愛
  • 希望
  • 友情
  • 繁栄

こんな人におすすめ!

  • 自信やポジティブさが欲しい人
  • 目の前の問題を解決したい
  • 仕事をがんばりたい
  • 人間関係を円滑にしたい

相性の良い石

シトリン×ペリドット…内面改革・対人運アップ

シトリン×カーネリアン…癒し効果・パワーチャージ

シトリン×アメジスト…邪気払い

シトリン×ルチルクォーツ…金運・商売繁盛

シトリンの浄化・お手入れ方法

浴水太陽光月光セージクリスタル
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