ルチルクォーツ

ルチルクォーツの基本情報

名称	ルチルクォーツ
鉱物種	クォーツ・金紅石入り水晶
硬度	７
産地	ブラジル

ルチルクォーツの特徴

「金紅石入り水晶」の和名を持つルチルクォーツ。
ルチルクォーツの最大の特徴は、クリアな石の中に「細い針状結晶」を閉じ込めた姿でしょう。
この針状の鉱物「ルチル」は二酸化チタン鉱物の一種です。
ルチルの名の由来はラテン語で「赤」を意味する「ルティルス」からきています。
ルチルの色は、金のほかに銀・赤・緑など豊富に存在し、ルチルの形状によって呼び名も変わります。

様々な色や形状で表情を豊かに変えるルチルクォーツ。
全ての種類を揃えたいコレクターも多いようです。

特徴で変わる呼び名

ルチルクォーツは英名では「ルチルレイテッド・クォ―ツ」や「キューピッドアロー」の呼び名もあります。
他にもインクルージョンの形状により名前が変わっていきます。
金色に輝くルチルは「ゴールデンルチルアロー」、ルチルが細く繊細のものは「エンジェルヘア」や「ヴィーナスヘアー」。逆にルチルが太く力強いものを「タイチン」。
他には母岩からルチルが放射状に成長しているものは「太陽ルチル」といいます。

強い輝きと直線的なルチルの形状から、昔から「愛の矢（キューピッドの矢）」を象徴する鉱物と言われています。
インクルージョンの形態によってここまでたくさんの名前が付けられるということで、人気の高い石だということがわかりますね。

2月8日の誕生日石です。