
宝石をルーペでのぞくと、中に小さな結晶や、泡や、細い針が見えることがあります。
これがインクルージョン(内包物)。石が地中で育つあいだに、内部に閉じ込められたものです。
✨️インクルージョンとは

宝石になる鉱物は、地下で長い時間をかけて成長します。
そのあいだに、まわりにあった別の鉱物や、液体、気体を取り込むことがあります。成長の途中でできたひびや色の縞も、石の中に残ります。
英語の inclusion は「中に含まれたもの」という意味です。宝石学では、こうした石の内部の特徴をまとめてインクルージョンと呼びます。¥
🔍️どんなものが入っているの?

いちばんわかりやすいのは、別の鉱物の結晶です。針、柱、粒、板。形はさまざまです。
水晶の中にルチルの針が入ったルチルクォーツは、その代表です。
液体や気体が入っていることもあります。
水晶の中で水や泡が動いて見えるものは、その石が育ったときの液体が、そのまま閉じ込められているものです。
コロンビア産のエメラルドには、液体の中に気泡と小さな塩の結晶が一緒に入った「三相インクルージョン」がよく見られます。
ひびや、成長の跡である色の縞も、広い意味でのインクルージョンとして扱われます。

スタッフ
ルチルクォーツの石言葉は「強運、金運、家族の絆、洞察力の向上」 ですからね✨️一つは持っておきたいですね👛✨️
💰️価値への影響

ダイヤモンドのように透明さが重視される石では、インクルージョンはクラリティ(透明度)の評価を下げます。
ダイヤモンドのクラリティは、10倍のルーペで見て判断するのが国際的な基準です。
ただし、インクルージョンがあるからこそ価値が生まれる石もあります。
スターサファイアやキャッツアイは、針状のインクルージョンが規則正しく並ぶことで、星や線が出ます。インクルージョンがなければ、あの現象は生まれません。
エメラルドは、ほとんどの石がインクルージョンを持っています。その様子が庭の茂みのように見えることから、フランス語で「庭」を意味する「ジャルダン」と呼ばれてきました。
💍インクルージョンが主役の石


ルチルクォーツは、インクルージョンそのものを楽しむ石です。金色から赤褐色の針が、水晶の中を走ります。
デマントイドガーネットには、「ホーステイル」と呼ばれる、馬のしっぽのような繊維状のインクルージョンが入ることがあります。ロシア・ウラル産のデマントイドによく見られ、評価を高める特徴として扱われることもあります。
ガーデンクォーツ(庭園水晶)は、緑泥石などの鉱物が水晶の中に入り込み、小さな庭や景色のように見える石です。

スタッフ
小さな石の中に広がる、唯一無二の世界観、めちゃくちゃ素敵ですね✨️
📜石の履歴書
インクルージョンは、石が育った環境の手がかりでもあります。
どんな鉱物と一緒に育ったか、どんな液体の中で育ったか。インクルージョンを調べることで、産地の推定や、天然か合成か、加熱などの処理を受けているかを判断する材料になります。
鑑別の現場では、インクルージョンは石の「指紋」のように扱われます。まったく同じインクルージョンを持つ石は、二つとありません。
ダイヤモンドのように透明さが重視される石では、インクルージョンはクラリティ(透明度)の評価を下げます。
ダイヤモンドのクラリティは、10倍のルーペで見て判断するのが国際的な基準です。
ただし、インクルージョンがあるからこそ価値が生まれる石もあります。
スターサファイアやキャッツアイは、針状のインクルージョンが規則正しく並ぶことで、星や線が出ます。インクルージョンがなければ、あの現象は生まれません。
エメラルドは、ほとんどの石がインクルージョンを持っています。その様子が庭の茂みのように見えることから、フランス語で「庭」を意味する「ジャルダン」と呼ばれてきました。

スタッフ
インクルージョンは「ないほうがいいもの」と思われがちです。
でも、スターもキャッツアイも、ルチルクォーツも、インクルージョンがあってこそ生まれる石です。
規格から外れた石をルーペでのぞくと、思いがけない景色に出会うことがよくあります。小さな結晶、泡、ひびの中に浮かぶ虹。どれも、その石が育ってきた記録です。
あなたの石の中には、どんな景色が閉じ込められていますか?
🔗インクルージョンがある宝石



