
ペリドットは、地球の奥深くで採掘される馴染み深い宝石であると同時に、なんと、宇宙を旅してきた隕石の中からも見つかる石なのです。🚀
宝石として扱えるサイズのものが、地球以外の場所で確認されている数少ない例の一つなんですよ。

スタッフ
宇宙からきたペリドットもあるんですか!?👽️👽️👽️👽️👽️
地球のペリドット🌋

ペリドットは、「カンラン石(olivine)」という鉱物の、宝石として美しいものの名前です。
地球のペリドットは、マントル由来のマグマが地表近くまで上昇した場所や、特定の火山岩の中で結晶化して生まれます。火山が運んできてくれた、地球の内側からの贈り物ですね。🎁 エジプトのザバルガド島(古代のトパジオス島)が歴史的に有名な産地で、現在はパキスタン、ミャンマー、中国、アメリカなどが主な産地です。

宇宙から来たペリドット💫
一方で、ペリドットは「パラサイト隕石」という特別な隕石の中にも含まれています。
パラサイト隕石は、鉄ニッケル金属とカンラン石が共存する、とても珍しいタイプの隕石です。小惑星の核(中心部分)とマントルの境界付近で形成された物質が、衝突などによって宇宙空間に飛び出し、やがて地球に落下したものと考えられています。なんと、太陽系が誕生した約45億年前の記録を留めていると言われているんですよ。
この隕石中のカンラン石をカットしたものが「パラサイト・ペリドット」(またはパラサイティック・ペリドット)と呼ばれます。地球産のものとは、ごくわずかな成分の組成が異なり、ラボではその違いを分析して起源を判別できます。🔎
キラキラにカットできるサイズのものは極めて稀で、大半は0.5カラット未満(0.1〜0.3カラット程度)です。1〜2カラットを超えるものは世界的に見ても数えるほどしかありません。本当に貴重な石ですね。 さらに、NASAのスターダスト探査機が持ち帰った彗星の塵の中からも、ペリドット(カンラン石)が確認されているんですよ。彗星の中にもペリドットがあるなんて、夢がありますね。

生まれた場所は違っても、同じ輝き。💎
同じ「ペリドット」という名前を持ちながら、一方は地球のマントルで生まれ、もう一方は小惑星の内部で生まれ、隕石として飛来した。
宝石の中で、これほど明確に「地球起源」と「地球外起源」の両方が確認されている例はほとんどありません。
見た目は似ていても、生まれた場所がまったく違う。 その事実が、この石を特別なものにしています。
💎Pallasitic Peridot(GIAの宝石図鑑ページ) GIAによるパラサイト・ペリドットの全体的な解説ページです。
https://www.gia.edu/gems-gemology/spring-2020-microworld-pallasitic-peridot-needle-like-inclusions
💎Winter 2022 Lab Notes: Large Faceted Pallasitic Peridot 非常に珍しい、大きなファセットカットされたパラサイト・ペリドットに関する鑑別レポートです。
https://www.gia.edu/gems-gemology/winter-2022-lab-notes-large-faceted-pallasitic-peridot0

スタッフ
地球上と同じ宝石の石が宇宙にも存在するって、当たり前の事かもしれないけど計り知れないロマンを感じますね!!!👽️


