パーサヴィアランス号の自撮り写真/NASA/JPL-Caltech/MSSS, Public domain, via Wikimedia Commons
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2026年3月に、火星で「コランダム」が発見されました。

コランダムが火星で検出されるのは史上初!

NASAの探査機「パーサヴィアランス」が火星のイエゼロ(ジェゼロ)クレーター周辺でコランダムを見つけたというニュースを、こちらで紹介いたします!

「Hampden River」—白い小石の正体

サファイア
ルビー
イエローサファイア

コランダムは誰もが知ってるルビーとサファイアの鉱物名です。

発見されたのは「Hampden River」と名付けられた小さな石。

探査機がレーザーを照射したところ、特徴的な蛍光反応が確認され、分析の結果コランダムであることがわかりました。

ですが粒子の大きさは約0.2ミリと小さすぎて、肉眼ではただの白い小石にしか見えないためルビーかサファイアかの区別はついていないようです。

火星には、プレートテクトニクスがない

それにしても地球と同じ鉱物が火星でも見つかるなんて驚きですね!

ですがどうやら火星のコランダムは地球とは少し異なる条件で誕生したのではないかと言われています。

地球でコランダムが結晶化するには、プレートテクトニクスによる熱と圧力が必要とされます。

地殻がぶつかり合う場所で、アルミニウムと酸素が特定の条件下で固まることでコランダムができるのです。

しかし火星には地球のような活発な地殻変動はありません。

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プレートテクトニクスとは?

地球の表面は十数枚の巨大な岩盤(プレート)で覆われており、それらが長い年月をかけてゆっくりと動き続けています。プレート同士がぶつかる場所では強い熱と圧力が生まれ、さまざまな鉱物が誕生します。

隕石衝突が、一瞬で宝石を生んだ?

そのため研究チームは、隕石衝突による局所的な高温・高圧によってコランダムが生成された可能性が高いのではないかと考えているようです。

隕石が表面に激突した瞬間のエネルギーが、ごく狭い範囲でコランダムを生成する条件を生み出したのかもしれないという考えです。

「地球の常識」が、宇宙で揺らぐ

地球でしか生まれないと思っていたルビーやサファイアの素が、4億キロ離れた火星に存在するかもしれないなんて、不思議な気持ちになりませんか?

しかもそれは地殻のゆっくりとした動きではなく、隕石という一瞬の出来事で生まれた可能性があると言われて…

火星でのコランダム発見のニュースは、私達の"当たり前"である「地球中心の常識」が揺らぐ大きな発見だったのではないでしょうか。今後他の宝石も宇宙で見つかることがあるかもしれませんね!