リビアングラスの基本情報

名称リビアングラス
鉱物種天然ガラス
硬度5-6
産地エジプト/リビア砂漠

リビアングラスの特徴

アフリカ・リビアとエジプトの国境に位置する広大なリビア砂漠。

そこで発見された非結晶の天然ガラスが「リビアングラス」です。砂漠(デザート)の意味も付け加えられ「リビアンデザートグラス」と呼ばれる事もあります。

リビアングラスは、「テクタイト」という天然ガラスの一種で、透明・半透明の黄緑、深緑、無色、乳白色、黄の発色が見られます。

代表的な天然ガラスとしてオブシディアン(黒曜石)が挙げられますが、オブシディアンは噴出したマグマが、急速に冷えて固まったものに対し、ビアングラスは地球上には存在しない物質が微量に含まれていることで、地球に隕石が衝突した衝撃で生成されたテクタイトではないかと言われています。

リビアングラスには気泡や小さな点(クリスタバイト)などのインクルージョンが多く見られます。

砂漠の砂で長い時を経て研磨されたことで表面はとても滑らかです。自然の研磨で味わい深い摺りガラスになったリビアングラスは、ビーズなどに加工されます。

王家を守るスカラベ

リビアングラスは古代エジプトの時代から宝石として認識されていました。

その証拠に、王家の墓からリビアングラスの装飾品が数多く出土し、最も有名なのがツタンカーメンの胸元にはめ込まれたリビアングラスのスカラベ(フンコロガシ)です。

古代エジプトでは、スカラベは再生・復活の象徴である太陽神・ケペリの化身として、崇拝されていました。

このツタンカーメンのスカラベは、長年カルセドニーと思われていましたが、のちにリビアングラスと判明。そのことでスカラベに注目が集まるようになり、同時に天然ガラスのリビアングラスが脚光を浴びるようになりました。

リビア砂漠で採れるリビアングラスですが、現在エジプト政府はリビアングラスの採集及び国外の持ち出しを禁止としているため、今流通しているリビアングラスは規制前のものになります。

リビアングラスの石言葉

  • 魂の再生
  • 潜在能力
  • 輝き
  • カルマの浄化

こんな人におすすめ!

  • 自分を変えたい
  • 新しいことを始めたい
  • 願いを成就させたい
  • 心身の疲れを癒したい

相性の良い石

リビアングラス✕モルダバイト…気分をポジティブに変換

リビアングラス✕ラブラドライト…心と体のバランスを調整

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リビアングラスの浄化方法

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