
「この宝石を手にした者は不幸になる…」なんて聞くと、ぞくぞくするような恐ろしさと、ちょっとした浪漫を感じちゃいますよね。
でも実はこれ、「超優秀なマーケティング(商売)テクニック」によって作られたストーリーだったんです!

スタッフ
やだ!こわい💦👻けど気になる・・・・✨️

国立自然史博物館, CC BY-SA 3.0 <http://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0/>, via Wikimedia Commons
呪いの黒幕は…凄腕の宝石商!?
一番有名な「ホープダイヤモンド」という、吸い込まれそうな深い青色の大きなダイヤのお話です。
このダイヤ、綺麗すぎる&高価すぎて「高すぎて誰も買えない」という大問題を抱えていました。7年間も売れ残っていたんです。
そこで登場したのが、あの有名ブランド「カルティエ」の創業者のお孫さん、ピエール・カルティエさん。
どうしても買ってほしいアメリカの超大金持ちマクリーン夫妻に、彼はこんなセールストークを仕掛けました。

実はこのダイヤ…盗んだ人が犬に噛み殺されたり、持ち主が次々と破滅したりしている“呪いのダイヤ”なんです…
そう、ミステリアスな「呪い」の噂をあえてフックにして、購買意欲をくすぐる作戦に出たのです! 狙い通り、スリル好きの奥様(エヴァリンさん)は大喜びで購入しちゃいました。

スタッフ
そんな事言われたら、逃げ出しますよワタシ!
噂のウソ・ホント
「じゃあ買った奥様はどうなっちゃったの!?」と心配になりますが…
- 35年間、ふつうに愛用! パーティでみんなに見せびらかしては「これ呪われてるのよ〜」と笑い飛ばしていたようです💎。
- 亡くなったのは60歳のとき 原因は肺炎で、当時としてはごく普通の病死です。
「持ち主が不幸になった」という噂は、何百年という長い歴史の中で起きた「たまたまの離婚や破産や病気」だけを後から寄せ集めて作ったものでした。
心理学ではこれを「確証バイアス(思い込み)」と呼びます。「呪われている」と思い込むと、普通の悪い出来事まで全部ダイヤのせいに見えちゃうんですね。

スタッフ
ご病気というのは少し残念だけど、呪い的な事が何もなくてよかった・・・
なぜ、そんな話が流行ったの?

- 当時は「オリエンタル(東洋)の神秘や呪い」というミステリー小説のような話が世界中で大流行していました。
「インドの古い寺院から盗まれた」 - 「神様の目にはめ込まれていた」
こういう“お決まりのドラマチックな設定”をつけると、宝石がより魅力的に見えて売れやすくなった…というのが、呪いの宝石のからくりです。

スタッフ
お話としては面白い!もっと色々な呪いの宝石を探してみよう♪

