5月の誕生石 | differencee（ディファレンシー）公式

それぞれの月には「誕生石」というものがあり、自分の生まれた月の石を身に着けると幸せが訪れるといわれています。

誕生石は旧約聖書などに記載されている12の石をルーツとしているほか、その地になじみある石が選ばれたりと、各国で少しずつ違いがあります。

今回は5月の誕生石を見てみましょう！

日本が誕生石を発表したのは1958年。こちらも他国と同じように、日本人に馴染みのある風習などを反映させ、日本独自の誕生石が加えられています。

そして2021年12月20日には、63年ぶりに新たに10種類の宝石が日本の誕生石として追加されました。

新緑の美しい5月には、これまた鮮やかなグリーンカラーのエメラルドが誕生石に選ばれています。古くからの歴史を持つエメラルドにはどこの国も満場一致のようです。そして日本では古来から日本人に好まれ、国石でもある緑色のヒスイ（翡翠）が加わっています。

アメリカもクリソプレーズが選定されていますが、こちらもグリーンの美しい石です。

誕生石としてでなくとも、5月のラッキーアイテムとしてエメラルドや翡翠を身に着けてみてもいいですよね！

世界4大宝石のひとつであるエメラルドは、絶世の美女と謳われたエジプトの女王「クレオパトラ」をも魅了した石として有名です。

ベリルの一種のエメラルドはクロムとバナジウムの微量成分によって美しい緑色に発色しています。

エメラルドは、地中奥深くで結晶生成時にキズのような内包物（インクルージョン）を生じるものが多くあります。インクルージョンは二つとして同じものはなく、これは唯一無二の個性であり、天然の証ともなっています。

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翡翠(ジェダイト)は文献に記される前より神秘の力を持つ石として世界各地で崇められてきた石です。その歴史は日本が最古とされ、新潟県糸魚川市で7,000年前の縄文時代に勾玉として使用されている翡翠が発見されました。

漢字で記される翡翠は「翡」は赤を意味し「翠」は緑を意味します。

本来、翡翠は水辺にすむ小鳥「カワセミ」のこと。カワセミは羽が緑色、腹部が赤色、背から尾にかけては青色の美しい鳥です。それらの色を持つジェダイトを、人は翡翠玉（ひすいゆう）と名付けました。しかしいつのまにか「玉」がなくなり、色を表す「翡翠」だけが名として残りました。

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