廃棄宝石定期便をご利用くださるお客様から、「廃棄宝石定期便で初めて宝石に触れた」とのコメントをよくいただきます。

宝石を手にするきっかけ作りに貢献できたこと、社員一同とても嬉しく感じます。

数々の美しい宝石を見ていると、それぞれ形が異なる事に気付くでしょう。

切り出した鉱物の形を整え、磨いて隠れていた美を最大限に引き出した形のことを、宝石業界では「カット」と呼びます。

様々なカッティング方法があり、どんなカットが向いているかは鉱物の種類によって、また一つ一つの石によって違います。

そんなカットの中で、今回は「ハートシェイプカット」についてお話します。

見た目に反し技術を要する

ハートシェイプカットは正式には「ハート・ブリリアントカット」といいます。

20世紀にアメリカで考案されたハートシェイプカットは、ラウンドブリリアントカットをベースにしたもので「ファンシーカット」に分類されます。

名前の通りハート型にデザインされたカットは、見た目のかわいらしさに反し、上の大きな平面(テーブル)に切り込みを入れるため、硬度の低い石では欠けやすく、高いカット技術が必要になります。更にはデザイン的に削る部分が多く出るので、原石の形も限られ、価格が上がりやすい傾向にあります。

ハートシェイプカットは愛のシンボルマークとして、ティファニーやカルティエ、ハリーウィンストンなどから婚約や結婚などのブライダルジュエリーとして採用されています。

愛の証のハートシェイプ

ハートシェイプカットを、印象的に使っている映画があります。

それは1997年の公開と同時に大ヒットとなった【タイタニック】。

実際に起こった事件を脚色した映画は、主演レオナルド・ディカプリオとケイト・ウィンスレットの人気や主題歌の大ヒットもあり、不朽の名作となっています。

この作品の中でキーアイテムとなったのが“「碧洋のハート」と呼ばれる大きなハートシェイプカットのブルーダイヤモンド。

ケイト演じるローズがこのペンダントだけを身に着けた姿を、レオナルド演じるジャックがキャンバスに描くシーンはとても印象的でした。