グロッシュラーガーネット

グロッシュラーガーネットの基本情報

名称	グロッシュラーガーネット
鉱物種	グロッシュラ―・灰礬石榴石
硬度	7-7.5
産地	インド・タンザニア・ケニア　ほか

グロッシュラーガーネットの特徴

ガーネットとは14種類ある鉱物グループの総称となっています。
色の種類が豊富なグロッシュラーガーネットは、色の違いによって呼び名が変わり、無色の石は「リューコガーネット」オレンジ系の石は「ヘソナイトガーネット」や「シナモンストーン」などと呼ばれています。

グリーングロッシュラーガーネットは、1967年ケニアにあるツァボ国立公園の鉱山で発見されました。無加工の状態で自然に美しい緑色を放ち、エメラルドにも匹敵する輝きを持っているため人気の高い宝石となりました。
さらにグリーングロッシュラーガーネットはティファニー社が「ツァボライト」と命名したことにより、一気に有名になりました。

グリーングロッシュラーガーネットは古くから様々の国や地域で「癒しを持つ石」として大切にされてきました。古代エジプトやギリシャなどでは宝飾品としても愛用され、聖書には「持ち主に強力な魔除けの守護力を与える」と記されている古い宝石です。

グースベリーに似た緑

グロッシュラーガーネットは多くの色合いがあり、色の違いによって流通されている名称も変化する宝石です。
例えば緑だと「グリーンガーネット」であったり、オレンジだと「ヘソナイト」であったりと流通名が名付けられ販売されています。
グロッシュラーガーネットは鮮やかな緑色を持つ「グースベリーの実」にちなんで付けられた名前と言われています。「グースベリー」といわれてグロッシュラ―ガーネットと何の結びつきが？と思われるかもしれませんが、グースベリーは別名「グロッシュラリア」と呼ばれ、そちらの名が語源となり名付けられています。

グロッシュラーガーネットは1月9日、5月29日の誕生日石です。