オパール

オパールの基本情報

名称	オパール
鉱物種	オパール・蛋白石
硬度	5-6
産地	メキシコ・オーストラリア

オパールの特徴

シェイクスピアが「宝石の女王」と呼んだオパール。
名の由来もサンスクリット語の｢upala｣、ラテン語の｢opalus｣共に、ずばり｢宝石｣を意味しています。

微粒子のシリカ(ケイ素と酸素)の集合体に水の分子が吸着し、地中の隙間に積層したものがオパールになります。
ゆで卵の白身に似た不透明～半透明の見た目で、石内部で規則正しく並んだシリカの微粒子が虹色にきらめく現象を｢遊色効果(プレイオブカラー)｣と呼びます。

遊色効果の出るオパールは「プレシャスオパール」、遊色効果の出ないものは「コモンオパール」と分けられています。

多種多様なオパールの魅力

オパールは「プレシャスオパール」と、「コモンオパール」の他にもさらにさまざまなオパールに分類されます。それぞれどのようなものなのか、ご紹介しますね。

プレシャス・オパール
・ホワイトオパール…プレシャス・オパールの中で最もポピュラーでやさしい風合いの白いオパール。
・ブラックオパール…地色が黒などの暗い色をしているもの。神秘的な色が人気で価値が高い。
・ウォーターオパール…地色が無色透明～淡青色で水中に虹を閉じ込めたような美しさを持つオパール。
・ファイヤーオパール…地色が赤・オレンジなど暖色系の燃え盛る炎のような色のオパール。メキシコが最大の生産地。
・ボルダーオパール…鉄鉱石の間に薄く入り込んだオパールを母岩ごと研磨したオパール。別名「奇跡を起こす石」。

コモン・オパール
・カンテラオパール……メキシコ産の母岩（「流紋岩」という火山岩の一種）付きオパール。
・グリーンオパール……地色が緑色。光により猫の目の輝きを表すキャッツアイ効果に似た筋が出るものは「ドラゴンアイ」と呼ばれる。
・ピンクオパール……愛らしいミルキーピンクのオパール。

オパールは10月の誕生石です。