
光を当てると星のような六角形の光が浮かび上がる宝石、「スターサファイア」。実は、「石が大きくなるほど、きれいな星が出にくくなる」という性質があります。
星の正体は、宝石の中に偶然入り込んだ極細の鉱物の針です。石が巨大に成長するほど、この針の向きがバラバラになって星の形が崩れてしまうため、「大きくて星が美しい石」はめったに生まれません。
そんな常識を覆す奇跡のサファイアが、2015年にスリランカで見つかりました。

スタッフ
宝石界の大スターですって!?🌟
1404.49カラットのブルースターサファイア

作者不明, CC BY 4.0, via Wikimedia Commons
重さは1404.49カラット。コロンボの宝石研究所(Gemmological Institute of Colombo)が認証した中で最大のブルースターサファイアです。それまでの記録とされていた約1395カラットをわずかに上回ります。
非加熱の天然石として扱われています。六条のスターが明瞭に見えますね!
産地はラトナプラ——スリランカ南部の「宝石の街」と呼ばれる地域で、プラシナイトやスターサファイアを長く産出してきた場所です。

スタッフ
「宝石の街」なんて素敵な響き。。。
所有者は匿名を希望しています。2016年初頭にBBCが報道した際、所有者は「見た瞬間に買おうと思った」と語っています。ジュエリーにセットするのではなく、展示品として扱うことを想定していると言われています。
名前に込められた伝説
この石は「スター・オブ・アダム」と名付けられました。 スリランカには「アダムとイブ」のアダムが楽園を追われた際、この島にある高い山(アダムズピーク)に降り立ったという伝説があります。島への敬意と神秘的な物語にちなんで付けられた名前なんですね✨️
値段は付けられない?
ニュースでは「100億円〜300億円以上」と推定されていますが、実際の取引価格は決まっていません。 あまりに巨大で特別すぎる宝石は、普通の市場では売り買いされず、「買える大富豪と持ち主の直接の話し合い」でしか金額が決まらないためです。💵💵💵

スタッフ
何百億円という金額そのものよりも、「これほど巨大なのに、奇跡的に美しい星を宿している」という自然の偶然こそが、この石の本当の価値と言えますね。
参考:BBC(2016年1月)、Gemmological Institute of Colombo、Wikipedia: Star of Adam


