鉱物の産地として名高い宮崎県ですが、実はこれまで「宮崎県で見つかって名前がついた新鉱物(模式地)」はひとつもありませんでした。
そんな長い空白の時間を埋めるように、2025年に仲間入りしたのが「日之影石(ひのかげせき)」です。

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宮崎県のホープですね!

📍 宮崎県で初・下鶴鉱山で見つかった石

日之影石のふるさとは、宮崎県日之影町にある下鶴(しもづる)鉱山です⛰️

東京大学物性研究所の浜根氏をはじめとする研究グループによって詳細がまとめられ、国際鉱物学連合(IMA)に新鉱物として承認されました。基準となる大切な標本(模式標本)は、国立科学博物館に大切に収蔵されています🏛️

🔬 見た目は地味でも、中身は特別

宮崎県日之影町旧高千穂鉄道小崎橋梁1

日之影石は、ペリドットなどで有名な「かんらん石グループ」に属する鉱物です。

化学組成としては、マンガンを含むかんらん石「テフロ石」の成分の一部が、マグネシウムに置き換わったもの(MnMgSiO₄)🌿 小粒で黒っぽい結晶のため、ジュエリーになるような透明感や華やかさはありません。

🏷️ 何十年も貼られていた「ラベル」の秘密 

この鉱物の一番面白いところは、もともと「テフロ石」という別の鉱物の名前でラベルが貼られ、ずっと保管されていた点です👀

よく知られた石だと思われていた標本を、現代の高い技術で再分析したところ、「実はまったく別の新しい種だった」ということが判明しました。

名前は、産地である宮崎県日之影町への敬意を込めて「日之影石(Hinokageite)」と名付けられています。

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「テフロ石」と書かれた古いラベルの貼られた石が、何十年という時間を経て、まったく新しい名前をもらう🕰️

それは誰かが見落としていたというより、「分析技術がようやくその石の正体に追いついた」という静かな探求の証ですね!

堀石やアマテラス石も、最初は別の石の隣で静かに息をひそめていました。すでに名前がついている石のなかにも、まだ私たちが気づいていない小さな秘密が隠れているのかもしれませんね🌱

📚 参考資料

  • IMA 2024-093a
  • 国立科学博物館 模式標本情報
  • 浜根大輔氏による記載解説
  • trekgeo.net