やぎ座の星座石

【守護惑星】 土星
【守護神】農耕神 クロノス

やぎ座ストーリー
やぎ座は歴史の深い星座の一つであり、いくつかのストーリで語られています。
今回はその中でもポピュラーなお話をご紹介します。
やぎ座の主人公は下半身がヤギで上半身が人間、そしてヤギの角と髭を生やしたパーンです。

パーンは奇妙な姿をしていたため、幼いころに母親から置き去りにされてしまいます。
けれどもパーンを見つけた伝令神ヘルメスは一目見て気に入り、天界に連れてゆきます。
パーンは陽気な性格で笛を奏でながら野山を駆ける牧神となり、他の神々にも愛される存在となりました。
ある日のこと。その日はナイル川のほとりで神々が宴を開いていました。
宴には太陽神・アポロンが琴を奏で、女神たちが美しく舞います。パーンも得意の笛を披露し、全能の神ゼウスや美の女神アフロディーテとその子供エロスも宴を楽しんでいます。
けれども、そんな楽しい神々の宴に、突如あらわれた怪物テュポン。テュポンはゼウスに恨みを持つ大地神・ガイアが生み出した怪物で、神々でも殺されかねる力を持っています。
全能の神ゼウスは鳥となって空へ逃げ、アフロディーテと息子のエロス、太陽神アポロンは魚に変身しナイル川へ飛び込みます。
次々と逃げていく神々と同様に、パーンもその場から逃げるために変身します。早く逃げたい気持ちで混乱したのか、パーンは慌てるあまりに上半身はヤギ、下半身は魚という姿で川に飛び込みました。
テュポンから逃げることが出来たパーンでしたが、その面白い姿がゼウスや他の神々に大変うけしてしまい、やぎ座の星座になってしまいました。

やぎ座の星座石は、神話同様に個性的な模様を持つオニキスやオブシディアンなどがあげられます。そのほかエメラルド、タンザナイトはやぎ座の真面目で誠実、人との絆を大切にする性質を表しているようです。
やぎ座 こんな人
・強い責任感
・自他問わずストイックに追い込む
・昔ながらの伝統を重んじる
・目標設定が高め
・現実主義者
・目に見えないものは信じない
・勤勉
・時に独断的
・警戒心が強い