🧙‍♀️ウィッチルーンの誕生秘話:現代に蘇った「絵」の魔法

「ルーン」と聞くと、数千年前のバイキングが石に刻んでいた姿を想像しますが、ウィッチルーンの歴史はもっと新しく、20世紀後半の「現代魔女術(ウィッカ)」のムーブメントの中で形作られたと言われています。

ささやき
スタッフ

現代魔女術(ウィッカ)??

20世紀にイギリスで始まった「現代版の魔法使い」みたいな宗教。自然を神様として大切にして、お祝いをしたり魔法(おまじない)を使ったりして、自然と仲良くハッピーに生きようね、っていう考え方らしいです。

「文字」から「シンボル」への自由な進化

もともとのルーン文字は、前にお話しした通り、言葉を綴るための「文字」としてのルールが厳格にありました。しかし、1970年代から80年代にかけて、欧米のスピリチュアルなコミュニティの中で、「もっと直感的に、日常生活のイメージ(太陽や月など)をそのままシンボルとして使いたい」という声が上がったようです。

特定の誰かが「発明した」というよりは、多くの現代魔女たちが、自分たちが使いやすいように伝統的なルーンを「断捨離」し、親しみやすい「絵」へとアップデートしていったのが始まりだと言われています。

素材を選ばない「お守り」としての広まり

伝統的なルーンは、木目や石の硬さに合わせて「直線」で構成されていましたが、ウィッチルーンは最初から「お守り」や「占い」の道具としてデザインされました。

そのため、川辺で拾った丸い小石や、お気に入りの宝石のタンブルなどに、自由に「太陽」や「波」の絵を刻んで楽しむスタイルが定着したようです。この「手軽さ」と「見た目の可愛らしさ」が、宝石やアクセサリーが好きな人たちの感性にもフィットし、世界中に広まるきっかけとなりました。

「音」を捨てて「イメージ」を採る

最も大きな転換点は、「文字としての発音(音)」を捨てたことです。 かつてのルーンが「記録」のための道具だったのに対し、ウィッチルーンは「自分の心と向き合うための鏡」として誕生しました。

難しい歴史や文法を抜きにして、「月を見たら変化を感じる」「星を見たら希望を持つ」といった、人間が共通して持っている感覚を大切にする。そんな、現代の私たちが一番欲しかった「シンプルさ」が、ウィッチルーンを誕生させた最大のエネルギーだったのかもしれませんね。

ささやき
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太古の文字が、長い時を経て、現代の私たちのライフスタイルに合わせて『宝石のようにキラキラしたシンボル』へと姿を変えた……。ウィッチルーンは、いわばルーン界の現代アートのような存在なのかも・・・