
宝石としてもパワーストーンとしても人気の高いクリスタルクォーツ。
クリスタルはさまざまな形で発見されますが、形や模様によって名前があるのをご存知ですか?
今回はクリスタルクォーツの原石に表れる形状の一部をご紹介します。

ポイント 単結晶
ポイントは単結晶のことをいいます。もとともと単体のもの、またはクラスターから外れた結晶のひとつを指します。片側にとがった先端部を持ち、基本的な水晶の形となります。
水晶の結晶は、三方晶系の結晶構造をしており、すべての面はひし形で表れます。

クラスター(cluster) 群晶
クラスターは、複数のポイント(単結晶)が母岩となる石の上にひしめき合って形成されたものです。
いくつもの結晶が共鳴することで本来持つ浄化力が増幅し、平和と調和をもたらす浄化能力があるといわれています。
そのため、そのほかの空間や他の石の浄化やパワーチャージに用いられます。

ダブルターミネーテッド(DT)
結晶の両端の先端がとがったものをダブルターミネーテッドといいます。
和名では両剣・両頭水晶などといわれます。
母岩を伴わず結晶の成長に支障のない空間があると、両側に頂点が出来るようです。
感受性を高め周囲の気を調整する作用があるといわれています。

レーザー
直線状の細長い水晶を指します。
長時間安定した環境で成長したため長く伸び、先端へいくほど細くなります。
内包物が少ないため強度もあり、叩くと金属音に似た高音が出ます。特に澄んだ音色を出す水晶はシンギングレーザーと呼ばれ、プラスエネルギーを増幅し、マイナスエネルギーを断つ効果があるとされています。

カテドラル
結晶が何層にも階段状に重なって成長した形をしています。
カテドラルとはキリスト教(カトリック)の「大聖堂」のこと。他にもカテドラルライブラリーの名を持ち、こちらは「神の知識の図書館」を意味します。
高い知恵を授け人間関係のきずなを深めるとされています。

キャンドルクオーツ
マダガスカル産のミルキークオーツに多く、大きなひとつの結晶の柱面を取り囲むように小さな結晶が出来ているものをいいます。小さな結晶がキャンドルが溶けて垂れたロウのように見えるキャンドルクオーツとの愛称が生まれました。
身心の緊張をほぐす効果と不安感を軽減させます。(写真はイメージです)

ジャパニーズローツイン(日本式双晶)
84度33分の角度でふたつの結晶がハート形に結合された水晶です。
日本で最初に発見されたのでジャパニーズローツイン(日本式双晶)と命名されました。
そのほかにも「夫婦水晶」や「バタフライ・ツイン」の名があります。
荒んだ気を和らげ人間関係を調和させるといわれています。

セプタークォーツ
小さな結晶の上に大きな結晶が結合しキノコのような形になった水晶です。
セプターとは王杓を意味します。「冠水晶」「松茸水晶」の和名があります。
分析力、判断力を高める効果があるとされています。(写真はアメシスト)