おとめ座の星座石

【守護惑星】 水星
【守護神】 神々の使者 ヘルメス

おとめ座ストーリー
じつはギリシャ神話でおとめ座のお話は存在しないので、諸説あるうちのひとつをご紹介します。
この神話の登場人物は全能の神ゼウスと豊穣の女神デーメーテル、二人の娘のペルセポネー、冥界の王ハデス、そして太陽の神ヘリオスです。
この中でおとめ座のモデルは豊穣の女神デーメーテル。
豊穣の女神デーメーテルがいる世界は、いつも穏やかで暖かい気候です。花々は咲き誇り木の実や作物が豊かに実っていました。
ある日のこと。娘のペルセポネーの姿が見えません。デーメーテルは世界中を探し回りましたが、どこにも見当たりません。困ったデーメーテルは、地上の全てを知る太陽の神ヘリオスに尋ねます。
すると「ペルセポネーは冥界の王ハデスに見染められ、妻として冥界に連れていかれた」と教えられます。ショックをうけ悲しんだデーメーテル。ですがハデスの愚行を、夫のゼウスが黙認していたと知り、悲しみは大きな怒りへと変化します。
デーメーテルは神殿にこもり、全てのものを拒絶しました。
豊穣の神デーメーテルが心を閉ざし、世界は一変します。花々は枯れ、木の実や作物も実らず、冷たい風が吹く気候となりました。
世界中の変化を恐れたゼウスは、ハデスにペルセポネーを地上に返すよう命じます。
やっと娘が戻ると、デーメーテルが喜んだのもつかの間、ペルセポネーは冥界を出る直前でザクロの実を4粒だけ食べてしまったのです。
冥界の食物を口にした者は、冥界からは出てはいけない掟があります。
そのため、ペルセポネーは12か月のうち4か月は冥界に戻ることになり、その4か月間はデーメーテルが嘆き悲しむので世界に冬が訪れるようになりました。

デーメーテルの娘を思う母性や、慈愛、をサードニクス、カーネリアンが、そして聡明さをサファイヤとプレーナイトがそれぞれ表しているようです。
おとめ座 こんな人
・堅実で几帳面
・現実主義の常識人
・好き嫌いが激しい
・冷静で合理的な判断力
・観察眼が鋭い
・自分にも他人にも厳しい
・心配性な完璧主義
・向上心旺盛
・真面目過ぎて毒舌になることも