
みなさん新しい日本紙幣には慣れましたか?
新紙幣には国の花である桜が描かれていましたね。
それぞれの国には、国の代表する国歌、国花などがあり、国石もあるということをみなさんはご存じですか?
国石(こくせき)とは
その国家を代表・象徴する石(宝石)のことを指します。
多くの国が自国で産出した石を象徴としています。
※歴史的背景や王族が所有する宝石など、自国の産出石でない国もあります。
すなわち、国石を知ることで、石の産地が見えてくるということなのです。
そこで、どんな石が国の石に選ばれているのか、ほんの一部をご紹介しますね。
今回の石はこちら!
珊瑚(サンゴ)を国石にしている国
珊瑚の発祥地は地中海沿岸の、現在でいうイタリア・アルジェリア・モロッコとなります。その3つの国はサンゴを国石に選定しています。
🇩🇿アルジェリア
地中海で採れる珊瑚のことを「地中海赤珊瑚」といいます。
地中海赤珊瑚は水深50~200mに棲息していますが、質の良い珊瑚は水深80mより深部に生息しているようです。
地中海赤珊瑚は日本で胡渡珊瑚(こわたりさんご)とも呼ばれますが、これは「胡の国」と呼ばれたペルシャ(現イラン)を経由して渡来されたため。
古渡珊瑚の歴史は古く、正倉院の宝物蔵に修められている珊瑚は、すべて地中海珊瑚です。
🇮🇹イタリア
イタリアも珊瑚の発祥地の一つです。
本格的に珊瑚漁が始まったのは5千年前ですが、地中海珊瑚は2万5千年前(旧石器時代)には既に発見されていました。
シチリア島の漁師たちが素潜りで珊瑚を採ったのが始まりとされています。
イタリア半島西方にうかぶサルディニア島は、珊瑚の漁場として名高く、この島にちなみ、珊瑚業界では地中海赤珊瑚を「サルディ」と呼びます。
🇲🇦モロッコ
地中海沿岸地域のモロッコも、珊瑚の発祥地の一つです。
現在はモロッコ産珊瑚というと、4億1000万から3億6700万年前の古代デボン紀に生息していた珊瑚の化石「フォッシルコーラル」の方が有名なようです。