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エメラルドキャッツアイの基本情報

名称	エメラルドキャッツアイ
鉱物種	ベリル・緑柱石
硬度	7.5-8
産地	コロンビア・ザンビア・ブラジル　ほか

エメラルドキャッツアイの特徴

エメラルドはダイヤモンド・ルビー・サファイアに並び、世界4大宝石のひとつに数えられ、豊かな緑色は「エメラルドグリーン」の色名にもなっている宝石です。

鉱物種としては、アクアマリン、モルガナイトなどと同じベリル種になり、ベリル種の和名が「緑柱石」なのはエメラルドの緑色と、結晶の形が六角柱で産出されるためです。

主要化学成分は「ケイ酸ベリリウムアルミニウム」であり、緑の発色にはクロムやバナジウムが関係しています。

エメラルドキャッツアイはエメラルドの中にチューブ状のインクルージョンが入ることにより、キャッツアイ効果が表れます。エメラルドの中でも極めて珍しく、産地もコロンビア産、ブラジル産などの数少ない地域のでしか見つからず、大変稀少な宝石です。
エメラルドのカットといえば大小の長方形ので形作られたエメラルドカットが一般的ですが、エメラルドキャッツアイの場合はカボションカットに加工されたものが主流となっています。

インクルージョンは天然の証

最高品質の宝石において結晶内のインクルージョンや内部のクラックは欠点とされますが、エメラルドはインクルージョンやクラックがあるものがほとんどです。エメラルドは産地によってインクルージョンやクラックに特徴があり、その特徴は産地特定の重要な情報源になります。またエメラルドは状態によってクラックなどが目立たないように軽度のオイルや樹脂含浸をすることがあります。ですから、インクルージョンが見えるのは、逆に無処理の天然石という証にもなります。

エメラルドキャッツアイは5月8日の誕生日石です。