クリソオパール

クリソオパールの基本情報

名称	クリソオパール・グリーンオパール
鉱物種	オパール・蛋白石
硬度	5.5 ｰ6.5
産地	オーストラリア・ペルー・ブラジル　ほか

クリソオパールの特徴

オパールは、虹色の輝きの「遊色効果」を持つプレシャスオパールと、遊色効果のない「コモンオパール」と分けられます。

クリソオパールは遊色効果を持たない、コモンオパールに分類されます。
ミントやアップルグリーンに例えられるようなフレッシュなグリーンカラーで、半透明でミルキーな色合いはキャンディドロップのような可愛いらしさがあります。
瑞々しいグリーンの発色は、微量成分として含まれるニッケルによるもの。

クリソオパールはグリーンオパールのことですが、その見た目がクリソプレーズや翡翠に似ていることから、「グリーンオパール」「プレーズオパール」「クリソオパール」などの名で流通されています。また、クリソオパールでキャッツアイ効果を持つものは「ドラゴンアイ」の名で流通されています。

神聖なオパール

オパールはローマ時代「オパルス」と呼ばれていました。このオパルスの語源はギリシャ語で「色の変化を見る」の意味の「オパリオス」です。
この「オパルス」「オパリオス」にも語源があり、サンスクリット語で「貴重な石」を意味する「ウパラ」からきているそうです。

このようにオパールは古代ローマやギリシャ時代から存在していて、その神秘的な姿から「神々の涙」「神聖な水が結晶化したもの」と思われていました。

オパールは古代の人に特別な力があると信じられていて、守護石として扱われていました。
空に虹が現れた時、虹をたどって端まで行けば、その根元にオパールが生まれていると考えられていたようです。古代の人にとって虹のメカニズムは不思議なものであり、その現象は奇跡そのものでした。オパールに特別な力があると思っていたことも、納得できますね。
オパールは10月の誕生石であり、クリソオパール(グリーンオパール)は10月22日の誕生日石です。