コバルトスピネル

コバルトスピネルの基本情報

名称	コバルトスピネル
鉱物種	尖晶石（せんしょうせき）
硬度	7.5-8
産地	スリランカ・ベトナム　ほか

コバルトスピネルの特徴

スピネルはマグネシウムアルミニウムの酸化鉱物であり、21種類からなるグループの総称になります。主要化学成分のみであれば無色透明ですが、そこに鉄やクロムといった成分が微量に含有することでレッド、ブルー、パープル、グレー、ピンク、オレンジなどといった多彩なカラーバリエーションが生まれます。

ブルースピネルは鉄とコバルトによって青の発色が表れています。鉄の含有が多いとそのまま「ブルースピネル」と呼ばれますが、鉄よりコバルトのほうが多く含有しているものは「コバルトスピネル」と呼びます。
コバルトスピネルは、スピネルのなかでも特に希少価値が高くなっています。
ブルースピネルはインクルージョンが多いという特徴を持っていますが、コバルトスピネルも例外ではありません。内包物やキズ、色むらなどが少なく透明感のあるものは高い評価が付けられますが、インクルージョンによってシルキーな雰囲気やキャッツアイ効果が表れたりするので、インクルージョンのあるものもコレクターに人気があります。

また石によってはカラーチェンジもあり、自然光の下ではブルー、白熱灯などの下ではレッドパープルに変化します。