イエローサファイア

イエローサファイアの基本情報

名称	イエローサファイア
鉱物種	蒼玉、青玉（せいぎょく）/鋼玉（コランダム）
硬度	９
産地	オーストラリア・カンボジア・中国　ほか

イエローサファイアの特徴

実はサファイアとルビーはコランダムという同じ鉱物グループで、赤いコランダムはルビー、それ以外のカラーはサファイアと呼ばれています。
そしてサファイアの中でも、ブルーのサファイア以外のものはファンシーサファイア（ファンシーカラーサファイア）といい、イエローサファイアはこのファンシーサファイアに分類されます。

豊富なカラーバリエーションは、主要化学成分である酸化アルミニウムの中に含まれた鉄・クロム・チタンなどの微量成分によって創り出されます。

イエローサファイアは加熱処理などを施していることが多く、非加熱で鮮やかな黄色の石はとても貴重です。
一口に黄色と言っても、個々によって水に透き通るような黄色だったり、ひまわりのように濃い黄色だったり、色合いはさまざま。
その中でも、オレンジがかった鮮やかな濃い色味のイエローサファイアは価値が高く「ゴールデンサファイア」と呼ばれています。

インドの神聖なパワーストーン

イエローサファイアは「オリエンタルトパーズ」と呼ばれていたこともありますが、それはインドでイエローサファイアが「神聖なパワーストーン」と、絶大な人気を誇る影響からでしょう。
僧侶の袈裟の色と同じであるイエローサファイアは、インドで「プクラジストーン」とも呼ばれてます。
ヒンドゥー教の神「ガネーシャ」の助けになったと伝えられているプクラジストーン（イエローサファイア）は、インドの占星術で「木星の石」とされ、財運や知恵、幸運・富を司る石とされています。
インドで大人気の石ですが、割合としては男性よりも女性人気の方が高いようです。

サファイアは9月の誕生石であり、8月11日の誕生日石です。