サンタマリアアクアマリン

サンタマリアアクアマリンの基本情報

名称	サンタマリアアクアマリン
鉱物種	ベリル・緑柱石
硬度	7
産地	ブラジル・モザンビークなど

サンタマリアアクアマリンの特徴

淡い透き通った水色が人気のアクアマリンの中で、サンタマリアアクアマリンは青寄りの美しい水色が特徴の石です。アクアマリンに含まれる微量成分の鉄により、清らかな水色に発色しています。
サンタマリアアクアマリンはブラジル産が最高峰とされていますが、残念ながらブラジルの鉱山はすでに閉山しており、新しいものが産出することはないので、希少でお目にかかることはなかなかできません。

そのかわり、アフリカのモザンビークをはじめとする様々な場所から色味の安定した美しいアクアマリンが産出されており、近年はそちらも「サンタマリアアクアマリーン」と呼ばれています。

エリザベス女王のアクアマリン

英国王室では、多くの価値あるジュエリーを身につけることが重要視されています。
その多くはトータルで着用することを想定され、ティアラ・イヤリング・ネックレスなどのセット「パリュール」は、何世紀にもわたって最高の魅力を放っています。

エリザベス女王の戴冠式にブラジルの大統領から贈られた「ザ・ブラジリアン・アクアマリン・パリュール」はイヤリングとネックレスのセットとなっており、深い濃いブルーのアクアマリンとダイヤモンドが施されています。

こののち、エリザベス女王はこれと揃いのティアラの制作を、英国王室御用達のジュエラー「ガラード」に依頼されました。
さらにその後、ブラジルからアクアマリンとダイヤモンドが施されたブレスレット・ブローチ・髪飾りのジュエリーが、エリザベス女王に贈られたそうです。
サンタマリアアクアマリン自体の誕生日はありませんが、アクアマリンは3月の誕生石です。