グリーンアパタイト

グリーンアパタイトの基本情報

名称	グリーンアパタイト
鉱物種	燐灰石（りんかいせき）
硬度	5
産地	タンザニア・マダガスカル　など

グリーンアパタイトの特徴

アパタイトは燐灰石スーパーグループに属するアパタイトグループの総称であり、独立種として承認された12の鉱物で構成されています。
なんだかアイドルグループみたいですよね。

アパタイトの語源は、ギリシャ語の「惑わす・ごまかす」という意味から来ています。
これはアパタイトがアクアマリンやトルマリンなどと見た目が似ていて、なおかつ産出される岩石も似ているために、人間が「騙された！」と付けられた名前です。
石は騙していません。その美しさに人間が惑わされただけなのです。

アパタイトは、リン酸塩以外の微量成分により、さまざまな色味が生まれます。
そのなかで緑が強く発色したものはグリーンアパタイトと呼ばれ、黄色がかったクリアなグリーンから、少しくすみかかったオリーブグリーンなど、表情は様々です。

魅力溢れるグリーン

グリーンアパタイトの中で最高級品として知名度の高いのは「アスパラガスストーン」。こちらは新緑を思わせるような黄緑色です。

一方、グリーンアパタイトの中で深く印象に残るのが「モロキサイト」。
こちらは例えが難しい、絶妙な深い青緑色をしています。

アスパラガスストーンが少女の弾けるような笑顔だとしたら、モロキサイトは大人の女性の品ある微笑みといったところでしょうか。
この2つの石を同時に見せられても、同じアパタイトの鉱石だとは思えないほど対照的な魅力を持ってます。

グリーンアパタイトはブルーブルーアパタイトに比べると、産出量が少ないので希少価値も高い石となっています。
上記でお伝えしたように、グリーンアパタイトの中でも緑の色味は石それぞれでかなり変わります。自分だけのオンリーワンのグリーンアパタイトが見つかると良いですね！

アパタイトは6月16日の誕生日石です。

グリーンアパタイト単体の誕生日はまだないようです。