ランドスケープアゲート

ランドスケープアゲートの基本情報

名称	ランドスケープアゲート・瑪瑙（アゲート）
鉱物種	クォーツ（石英）
硬度	6.5-7
産地	ドイツ、ウルグアイ、ブラジルなど

ランドスケープアゲートの特徴

アゲートは、石英の小さな結晶が集まって塊状になっているもの（カルセドニー）の中でも、縞模様になったものを指しています。

主体は二酸化ケイ素のクォーツ（石英）で水晶と同じですが、水晶は目で確認できるほど大きな結晶であるのに対し、アゲートは微細な結晶が密集した状態で塊になっているものを言います。ランドスケープアゲートの着色は、クォーツの粒子の隙間にマンガンや鉄などの鉱物微粒子が混入しているためです。
アゲートの名は、産地のイタリア・シチリア島の古い川の名前"アカテス"が語源となっています。和名の瑪瑙は、めのう（アゲート）が馬の脳に似ていると命名されました。

アゲートは打ち砕くと鋭く尖った切り口になるので、石器時代には武器として活用されていたようです。

ランドスケープアゲートは、アゲート中のマンガンや鉄の鉱物微粒子が、まるで木や山なみのような模様を創り出しています。
地球が生み出した風景画とでも言いましょうか、ノスタルジックとも思える幻想的な模様は、私個人的な感想ですが、19世紀フランスの印象派画家であるコローの風景画を思い出します。
ランドスケープアゲートは1月2日の誕生石とされています。