
アキシナイトの基本情報
| 名称 | アキシナイト・斧石(おのいし) | 
| 鉱物種 | アキシナイト鉄斧石、苦土斧石など | 
| 硬度 | 6.5 - 7 | 
| 産地 | メキシコ、アメリカ、タンザニア、日本など | 
アキシナイトの特徴
アキシナイト(斧石)は、下記の4つの鉱物のグループ名です。
- フェロアキシナイト(鉄斧石)…赤みがかった褐色や淡紫色など
 - チンゼナイト(チンゼン斧石)…黄色や橙色
 - マンガンアキシナイト(マンガン斧石)…すみれ色や灰色
 - マグネシオアキシナイト(苦土斧石)…淡い青色が多い
 
最大の特徴は、原石のユニークな形と強い多色性。原石は斧の刃のような鋭い稜角のような結晶形をしていて、鉱物標本コレクターに人気があります。斧以外にも花びらのような形状のものもあります。多色性は強い3色性を持ち、原石の状態でもアングルを変えれば別のカラーが見えることも。
アキシナイトの語源は、ギリシャ語で「斧」を意味する「アックス」からきています。和名も「斧石(おのいし又はふせき)」といいます。鉱物学者であり「結晶学の父」と呼ばれるフランスのルネ・ジュスト・アウイ博士に名付けられました。
アキシナイトはかつてブラックトルマリンと混同され、「ショール」と呼ばれてきました。トルマリン同様、加熱により静電気を帯びる性質があるのでトルマリンと勘違いされたようです。チンゼナイトもアキシナイトのグループとされず、1954年まで新種とされていました。他にも、マンガンアキシナイトはセウェルギナイトという別物の認識だったり、何かと誤解されやすい鉱物です。
日本でも大分県尾平鉱山や宮崎県土呂久鉱山で良質のアキシナイトが採れたそうです。※残念ながら今は産出されていません。


アキシナイトの石言葉
- 精神的な安定
 - 癒し
 
こんな人におすすめ!
- 気持ちをリセットしたい
 - 集中力を高めたい
 - 自分の能力を磨きたい
 - 継続する力が欲しい
 


アキシナイトの楽しみ方
グループによって色味が違います。
手元に来た石がどのグループなのか、考察するのも楽しいです。
多色性を楽しみたいのならぜひルースのままディスプレイケースでお楽しみください!
相性の良い石
精神的な安定…アクアマリン
恋愛運アップ…ケープアメジスト
金運・仕事運アップ…シトリン
相性の悪い石
反発しあう…モルダバイト
石どうし気が合わない…ガーネット
アキシナイトの浄化・お手入れ方法
成分的には強いですが、結晶構造的に割れたり欠けたりしやすいです。塩や流水、日光による浄化は避けてください。
普段のお手入れは、柔らかい布で汚れを拭き取る程度でOK。鋭く尖っている箇所もあるので、気を付けて扱ってくださいね。
石自体に浄化作用があるため、浄化は月に1度程度で大丈夫です。
| 浴水 | 太陽光 | 月光 | セージ | 塩 | クリスタル | 音 | 
|---|---|---|---|---|---|---|
| ✕ | ✕ | ◎ | ◎ | ✕ | ◎ | ◎ | 
| 浴水 | ✕ | 
| 太陽光 | ✕ | 
| 月光 | ◎ | 
| セージ | ◎ | 
| 塩 | ✕ | 
| クリスタル | ◎ | 
| 音 | ◎ | 


