クリソベリルの基本情報

名称クリソベリル
鉱物種クリソベリル・金緑石
硬度8.5
産地マダガスカル・スリランカ・ブラジル

クリソベリルの特徴

クリソベリルはアルミニウムとベリリウム、酸素で構成されています。基本は明るい黄緑色ですが、微量成分元素により色調は変わります。それは透明や、黄色〜黄緑色、緑色、褐色など。

黄色は鉄が含まれることで出る色ですが、鉄が多くなると濃い色調に移り、オレンジから褐色、そしてチョコレートのような色になってゆきます。

グリーンの場合はクロムが含まれることで色調が増し、あふれるような輝きに見えます。

クロムがさらに増えると、変色効果を持つ宝石として有名なアレキサンドライトへと名前が変わります。

そしてクリソベリルにはアレキサンドライトと同等に有名な変種に、「クリソベリルキャッツアイ」があります。

その名の通り猫の目のような光の帯が現れる現象です。

他の宝石にキャッツアイ効果が現れる場合は、〇〇キャッツアイ(ネフライト・キャッツアイ/クォーツ・キャッツアイなど)と呼ぶのに対し、クリソベリルに現れた時のみ、「キャッツアイ」と呼ぶことができます。

クリソベリルの歴史は古く、1世紀末の古代ローマにはすでに存在していました。

それ以前にも中東で人気があったりと、世界中で親しまれていました。眉間に当てると「先見の明」が得られると信じていたのは東洋の地域で、更に時代は進んだ19世紀末の時代には、オリエンタル・キャッツアイと人々に呼ばれ、男性の装身具として愛用されていました。

その人気はルビーの次に高くダイヤモンドよりも価値のある石として扱われました。

ちなみにクリソベリルは8月26日、キャッツアイは8月3日が誕生石です。

クリソベリルの石言葉

  • 守護
  • 慈愛

こんな人におすすめ!

  • 気持ちを明るくしたい
  • 自分を正しく見つめ直したい
  • 事業の拡大を考えている
  • 運気の流れを変えたい
  • 心を寛大にしたい

クリソベリルの楽しみ方

クリソベリルは男性の装身具だった時代もあります。

お父様やご兄弟、大切な方の記念日に、スーツの胸元を飾るラペルピン(※)などはいかがでしょう。普段スーツをお召しにならない方は、帽子やバッグのワンポイントにつけても素敵です。

※ラペルピン……ジャケットの襟元にあるボタンホールに挿すアクセサリー

相性の良い石

平穏な人間関係……クリソプレーズ

目標達成や集中力アップ……ヘマタイト

仕事運アップ……シトリン

魅力アップ・チャンス到来……ペリドット

クリソベリルの浄化・お手入れ方法

硬度は高いですが、2方向に割れる性質があり、衝撃に弱いので流水を直接当て続けることはおすすめしません。何度も繰り返すことでダメージが蓄積され、最後には割れてしまうことも。また、退色する性質なので紫外線を当て続けないようにしてください。

浄化の頻度は月1程度で十分です。パワーチャージも同様で大丈夫です。

浴水太陽光月光セージクリスタル
浴水
太陽光
月光
セージ
クリスタル