宝石用語シリーズ8回目は「ラブラドレッセンス」です!
ラブラドレッセンスとはなんでしょうか?不思議な響きがある呼び方ですね!さてどんな効果なのか?
今回は「ラブラドレッセンス」についてお伝えします!
ラブラドレッセンス
「ラブラドライト」という鉱物に見られる現象で、光が当たると夜空に浮かぶオーロラのように不思議で魅力的な光が浮かんで見える現象です。「ラブラドル効果」とも言われます。
これは、ラブラドライトという石特有の現象で、石の内部構造は、曹長石と灰長石の薄い層が規則正しく並んでおり、そこに光が当たることで、薄層による光の干渉が起き、出現すると考えられています。
また、磁鉄鉱や赤鉄鉱(不純物)も含まれており、それらが石の結晶の彩度を下げることにより、不思議で魅力的なラブラドレッセンスを引き立てています。
透明感とラブラドレッセンスの美しさで価値が決まる
透明感があり、ラブラドレッセンスの輝きが強く出る点でラブラドライトの価値が決まるようです。
灰色のカラーで、白く白濁しているか透明のものが一般的に多くみられます。
一般的な品質のものでも、光を当てると、黄色、緑色、オレンジ、青色など様々な色でラブラドレッセンスの効果を見せるものが多いですが
青く輝くものは、光り方が強く綺麗です。
低品質のものは黄色く白濁し、透明感がないので、光の反射も弱いです。