一般的に宝石は、5種類に分類されます。
- 天然宝石……自然界で採掘された宝石。※鉱物・有機物を含む
- 処理宝石……天然宝に改良などの人工処理が加えられた宝石。例:着色や加熱処理
- 人工宝石……人の手で化学的に作られた宝石。結晶構造や物理・化学の特性は天然宝石と同じ。
- 人造宝石……天然宝石と異なる物質で作り出された宝石。自然界で存在せず、人が作ったもの。例:キュービックジルコニア
- 模造宝石……ガラス・プラスチックなど天然宝石を模したもの。例:コットンパール・ラインストーン
上記すべてに「宝石」とついています!様々な宝石がこの世に存在していることがわかりますね!
宝石と言うと「天然石」が思いつきますが、人間の技術によって正しい処理を行うことで美しい宝石に仕上がる種類もあるんです!
どこまでが宝石なんだ?と悩みますが、基本「天然宝石」と「処理宝石」が宝石として認められることが多いです。
宝石図鑑にもある「硬度」ってなあに?
宝石の硬度とは、鉱物の硬さを表す1つです。あらかじめ設定した基準物質に対して、1から10までの値を割り振った物になります。
有名な高度に「モース硬度」がありますが、この硬さは「引っ掻き傷に対する抵抗力」です。
モース高度が高くても割れてしまう理由は、あくまでも引っ掻き傷に対しての数値だから。
もちろん硬度が高い宝石は硬いのですが、割れてしまう理由は引っ掻き傷に対しての数値だからです。
宝石は所有者の寿命よりも長く、親から子へ、そして孫へと、何代にもわたって大事に取り扱われることがあります。そこには変わらない美しさと受け継がれる想いが付加価値としてつきます。時間の変化によって劣化しないことは宝石の魅力です。
耐久性に関する指標
- 硬度
表面のキズの付きにくさを表す指標。
硬度は「モース硬度」「ピッカーズ硬度」など、さまざまな単位で表されます。
弊社の宝石図鑑の硬度がこの項目です。 - 靱性
割れにくさは「フラクチャー」「クリーベッジ」に分けられます。- フラクチャー……変則的で方向性の無い破損
- クリーベッジ……結晶構造などに沿って避けること
いずれも、強い衝撃が加えられたことで生ずる破損です。
- 安定性
安定性とは、物理的や化学的な影響を受けにくいもの。- 物理的安定性……展性や延性が無いこと
- 化学的安定性……特定の化学物質や温度などの条件によって組成が変化しにくいこと
少し難しい説明となってしまいましたが、素敵な宝石を探すヒントになったらうれしいです。