紀元前5000年もの昔から、人類を魅了してきた「宝石」。

なぜあれほど美しいのでしょう。どのような場所で宝石は生まれるのか、他にどんな石があるのか、もっと詳しく知りたくなりませんか?

今回はそんな石の秘密を教えてくれる、全国の「宝石・鉱物があるミュージアム」をご紹介します!

奇石博物館

ナルサワン-98, CC BY-SA 4.0via Wikimedia Commons

東名高速道路 新富士インターより約25分、中央自動車道では河口湖インターより約60分、霊峰富士の麓にある「奇石博物館」は、世界各地から集められた不思議で個性的な石たちに出会える場所です。

博物館では珍しく、ワンちゃんを連れての入館がOKな博物館になっています。(カート・ゲージ等に入れてください)奇石博物館の帰りにドッグランへ、といったスケジュールも組みやすく嬉しいですね。

収蔵標本約20,000点あるうち約2,000点が展示されており、毎月テーマを変えて石の展示を行っているコーナーもあります。

毎月変わる企画展の鉱物は、期間が過ぎると暫く(2~5年)見ることができない石もありますので、変わった石に興味のある方はぜひチェックしてみてください。

ナルサワン-98, CC BY-SA 4.0 via Wikimedia Commons

学芸員の遊び心に共感

奇石の名前の通り、普段では見かけることのない、石なのに柔らかい「こんにゃく石(イタコルマイト)」やテレビ画面のように文字が浮いて見える「テレビ石(ウレキサイト)」など奇妙ともいえる鉱石や化石を係員さんが楽しく解説してくれます。

また博物館の魅力の一つにユニークな展示方法があります。鉱物の中には、食べ物に見える石もあるのですが、ここでは私たちがうっかり(美味しそう)と思ってしまった石がチョコレートの小箱に入っていたり、ベーコンに似た石が焼き野菜のオブジェと共に七輪に乗せられて展示してあったりと、他の博物館では見られない学芸員さんの遊び心に「やっぱりそう見えるよね」と共感してしまいます。

また敷地内の広場では、砂利と水が張られた水槽の中から水晶・アメシスト・メノウ・タイガーアイなどの本物の宝石を見つけ出す「宝石探し体験」をリーズナブルな値段で楽しむことも出来ます。小さなお子様連れのご家族はもちろん、恋人同士、ご友人同士などみんな夢中になれる宝石探しは、幅広い年齢層で人気となっています。

Information
奇石博物館

入館料:大人700円(600円)  小中高生300円(200円) 幼児無料

*( )は20名以上の団体料金

開館:9:00-16:45 (入館は16:15まで)

休館:水曜日(祝日の場合は木曜日)ほか年末・冬季休館日あり

※7月20日~8月31日は無休

住所:〒418-0111 静岡県富士宮市山宮3670 

電話:0544-58-3830

FAX:0544-58-5061

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