紀元前5000年もの昔から、人類を魅了してきた「宝石」。
なぜあれほど美しいのでしょう。どのような場所で宝石は生まれるのか、他にどんな石があるのか、もっと詳しく知りたくなりませんか?
今回はそんな石の秘密を教えてくれる、全国の「宝石・鉱物があるミュージアム」をご紹介します!
地図と鉱石の山の手博物館
こちらの博物館はJRや地下鉄からは少し離れているので、電車とバスを活用しましょう。
車でお越しの場合、駐車は建物の前に3台分のみで限りがあります。
ルートはいくつかありますが、分かりやすい手順はこちら。
琴似(ことに)駅→JRバス「琴似西野線」(宮の沢ゆき)→「山の手7条7丁目」下車
琴似駅の駅名は、JR函館本線と地下鉄東西線と2つあります。どちらの駅からも行けますが、この2つは離れているので、路線の乗り換えには向きません。
そこから西へ道なりに150mほど歩くと、「地図と鉱石の山の手博物館」が見えてきます。建物はオフィスビルのような外見。博物館らしい建物を想像していると通り過ぎてしまいそう。なぜかというと開設者・鈴木哲夫氏は2階にある測量・地質調査の会社「HRS(株)」の経営の傍ら、石好きが高じて「地図と鉱石の山の手博物館」を開設したのです。
2004年の当初は私設博物館でしたが、2010年に一般財団法人として体制を整え。いまに至ります。
展示物の一部紹介
館内は所狭しと様々な鉱物が展示されています。
光る石コーナー
入ってすぐに、ブラックライトを当てると光る蛍光鉱物のコーナーがあります。テーブルにはルビーやフローライトなどの鉱物と、ブラックライトが置いてありますので、それぞれの発光の違いが実験感覚で楽しめます。
北海道の鉱石
地図と鉱石の山の手博物館は、北海道内の鉱石や既に閉山した鉱山の貴重な諸資料を収蔵しています。そういった北海道の鉱山で採れ、北海道の地名のついた手稲石や上国石など貴重な鉱石が数多く展示されています。
そのほかの鉱石・鉱物
北海道産だけでなく、日本産世界の鉱石やいわゆる奇石と呼ばれる石の展示もあります。
アフリカ・ナビビアで発見された隕石や、黄鉄鉱化したヨーロッパ産のアンモナイト、沖縄近海の深海で採取されたチムニー(海底熱水鉱床)などが常設展示。
展示物は全て原石で大きな石が多いので、見ごたえは抜群。誕生石の原石展示もありますよ!
そのほかに、石の相談会や、鉱山見学、街中ジオ散歩など、楽しそうな企画が定期的にあるようです。ご興味のある方はぜひ覗いてみてください!